『その5、3日目。たくや』


朝。目を覚ます。ほとんど寝てない。鏡を見る…あ〜あ、ひどい顔・・・ (もういい!もう寝ろ!) …何なのよ。馬鹿みたい。あんたが(お前はメス奴隷だ!)って云ったんでしょ。だから…なんか 困ってるみたいだったから…あんなおじいちゃんの咥えたのに。 飲むのだって…ヤだったけど、吐き出したらもっと要求されそうだったから…飲んだのに。 …って!なんであんな奴の事考えてんだぁ!もう終わりでしょ!今日でもう…終わり…だから (もういい!…)って、まさか妬いてんのかなぁ…やきもち? …いやいや!何さっきから妙な考えになってるんだ、あたしは! あんな変態で冴えない中年オヤジどうっだって… 『お前だけだ。俺を受け入れてくれるのは…』 ……どうだっていいじゃない… 『今日はジャージでいいぞ』内線で寺田から指示が来る。 あのヤらしい制服着なくていいんだ…ますます不安…寂しく感じる心・・・もうイヤになった?… んっ!?また!!ち・が・うぅ!!って。『ジャージで来い』っていうのだって何か企んでるんだ って!変態教師なんだから! 午前中は…何もされなかった。 昨日はあれだけヤラしい事された、機械体操もただ普通に教えてくれた。男の時は普通に出来たのに、 …お尻が重いせいかな?…跳び箱や鉄棒がうまく出来なかった。 それを寺田がサポートしてくれた。腰や肩に手が触れる。昨日までの事を想いだし、瞬間(っん!) と反応してしまうあたしの身体… でも、それだけ。寺田は普通に授業を淡々と進めていく。 4時限目の終わりの鐘が鳴る。体育館から黙って出て行く寺田… やっぱり、昨日の事、怒ってるのかな…それとも…もう飽きちゃったのかな… その6へ


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