分岐5→1(2)


「くっ…んぅ………こんな格好………」
 サンタクロース風の上着の上から両手首を形だけ戒めていた拘束具は、今はトナカイの手……と言うか蹄(ひづめ)によって左右をあわされ、拘束具から伸びる細い鎖で幾重にも巻きつけ縛られてしまっている。
 母乳に濡れ、その後は洗いもせずに乾くに任せていた乳房からは、興奮の火照りにあおられて甘い香りが立ち上る。その膨らみの前でキツくもなく、かと言ってゆるくもない絶妙な力加減で手首を戒められたあたしは今、新たに膝下に巻きつけられた拘束具の鎖によって、左ひざを高く引き上げられ、膝を大きく開かされてしまっていた。
 ミニスカートは開いた太股に押し上げられ、蜜にまみれた股間がサンタクロースの少年と、ホテルの部屋に乱入してきた人型のトナカイ(?)の前には、愛液を吸って恥丘に張り付いている真っ赤な下着が晒されている。恥ずかしい部分を覆う布地はかなり小さく、履いているだけで羞恥心に背筋が震えるような下着だ。目を凝らせば赤いレースの部分から陰唇の色形が覗き見られ、後ろにいたっては張りのある双球の谷間に布地が紐のように食い込んでいて隠す機能をほとんど果たしてくれていない。
 あたしだって普段は……そしてキャバクラでバイトしている時でさえ、こんな過激な下着を履いた事はない。けれど、実年齢や素性はともかく、見た目はあたしでさえドキッとするほどの銀髪の美少年とホテルに行くと決めた時に、次い出来心でこの大人向けの下着を選んでしまったのだ。
「たくや……その下着……」
(あ……み、見てる……あの子に見られちゃってる……この下着を見せてどんな反応するかなって楽しみにしてたのに、こんなに脚を開かされてたら………)
 左足のふくらはぎから天井に伸びる鎖は、どう言うわけか分からないけれど天井に張り付いている。赤い鼻したトナカイの望むままに鎖を伸縮させ、横向いたあたしの膝を閉じないように開脚させて固定すると、ベッドの上に真っ赤な顔をして座り込んでいるサンタクロースの少年の肩に蹄を置いた。
「〜〜〜〜〜〜(ほぉら、何もかもが見えるだろう。あの女の興奮したおマ○コの匂いまで漂ってくるじゃないか)」
「う…うん……」
「〜〜〜〜〜〜(それにしてもスゴい濡れようだな。まるで垂れ流しだ。バイブが触れた程度でここまで感じるなんて、よほどの淫乱なのだな)」
「うん……スゴく…濡れてる………」
 熱がこもりすぎて少し虚ろに聞こえる声で返事を返した男の子は、スカートの上からいきり立っているペ○スを小さく擦りたてていた。真っ赤なスカートの上から逞しい肉根の形をなぞり、下着の下で濡れそぼった粘膜を蠢かせているあたしの股間を見つめながら熱いため息を漏らす。そうして身を乗り出し、手放していたバイブレーターが指先に触れると、それを手に取り、さらにあたしへと近寄ってくる。
「〜〜〜〜〜〜(それをこの女へ使いたいのか?)」
「ダメ……かな?」
「〜〜〜〜〜〜(決めるのは俺ではない。使われるほうへ聞いてみるんだな)」
(え……あ、あたしに決めさせるの………?)
 まるであたしの心を見透かしたようにトナカイが話をこちらへと振る。すると恥じらいで目を合わせづらいのか、男の子はぎこちなくあたしへと視線を向け、苦しそうに何かを堪える表情であたしに無言で問いかけてくる。
(でも……あたしから欲しいなんて……そ、そんなの言えない。言えるわけが………!)
 だけど心の奥底では、バイブでもいいから……とヒクつきが収まらないおマ○コへ挿入してくれる事を望んでいる自分がいる。開いている太股の中心で膣口がググッと収縮し、二人には下着に隠れて見えないのをいい事に濃厚な愛液を搾り出す。それが淫裂の隅々にまで行き渡り、淫猥な音を響かせてしまうと、必死に押し殺していた恥じらいの心が刺激されて、背筋に冷たい震えが駆け上ってしまう。
「んっ………!」
 下着の紐の締め付けが、まるで秘部を縄か何かで拘束されている錯覚に摩り替わる。お尻の谷間を身動ぎするたびにショーツの感触が静電気のように神経を駆け巡り、あまりのもどかしさに脚を閉じようにも、拘束された膝を動かそうとすれば逆に体のほうを揺さぶる事になる。それがどんなに小さな動きでも、内側に大量のミルクを讃えた乳房は重たげにたゆんと揺れ、それらの刺激が一体になると、あたしの唇を割り開き、悩ましい吐息となってこぼれ出してしまう。
「そんなの……そんなの………」
 欲しい……けれど言えない。だけど我慢もできない。矛盾に板ばさみにされて困惑しながら、あたしは快感に悶えて腰をゆすり、左膝を軋ませるほどに恥丘を振りたててしまう。
「お…お願いぃ……もう……あたし……やぁ、こんな、いやぁ………」
 いつしかあたしの目から涙が零れ落ちていた。拒む事も望む事も出来なくて感情が昂ぶってしまい、ヴァギナをヒクヒクわななかせながら、痺れるほど疼き昂ぶっている身体が勝手にバイブの挿入をねだっていた。
「ダメ……そんな顔を見せられたら、ボクも我慢できないよ………」
 目して語らないトナカイの横を抜け、スカートの下には収まりきらないほど膨張したペ○スを覗かせながら、男の子はあたしの下着に両手で握り締めたバイブの先端を押し付ける。
「んあゥん!」
 泣くもの欲しかったものが下着の上から陰唇を割り開いた瞬間、あたしは自ら腰を突き出しながら、唇からあられもない声を迸らせる。さすがにバイブの先端が下着を突き破る事はないけれど、両手でしっかりと固定されたあたしの腰の動きにあわせて淫裂を押し込み、粘膜を刺激してくると、頭の中で必死に理性をつなぎとめていた糸がプツンプツンと弾け飛び、あまりに強すぎ理性欲への渇望からか頭が真っ白になって次第に何も考えられなくなっていく。
「こ…ここに…もう、焦らすのなんてやめて、ここに……あたしのここに、ほしいのぉ………!」
 あたしは拘束具と鎖とで戒められた両手を股間へ伸ばすと、左手の指でショーツの小さな布地を横へとずらし、ドクンドクンと脈打つたびに白く濁った体液の混じった粘液を押し出しているおマ○コを右手の指で割り開いた。
「わかるでしょ? 二回も入れたんだから……」
「わかるよ……じゃ、じゃあ……」
 愛液をまとったバイブの先端が、指一本入るか入らないかと言う狭さのあたしの膣口へと押し当てられる。
 太いバイブの唯一細くなっている先端……それがおずおずと押し込まれ、肉のトンネルを押し広げて潜り抜けてくると、堪えに堪えてきたあたしの意識は目蓋の裏に火花が飛び散るのにあわせて簡単に弾け跳んでしまった。
「くぁああああぁぁあああぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 中サイズのバイブでも、今のあたしのアソコにとってはどんな極太バイブよりも遥かに大きい。バイブと擦れた途端に、まだ媚薬の効果の残る粘膜は一斉に緊縮し、左膝を吊り上げられたまま肉感的なボディーが大きく反り返る。
「うわぁ……こんな小さな穴に、ズブズブ入ってく……」
 イかされ、焦らされ、ドロドロに蕩けきっていたヴァギナには潤滑液が十分すぎるほど溢れていた。男の子は心なしか感嘆の声を漏らし、手にしたバイブをゆっくり出しては抜いてを繰り返し、丸く押し広げられている膣口に熱のこもったまなざしを向け続けていた。
「はうぅぅん………ッ!!!」
 たどたどしいバイブを動かす手つきは、ときおり力加減を間違えて子宮の入り口を突き上げる。けれどその突然来る快感こそがあたしの体をビクビクと痙攣させ、バイブを食い閉めさせる最たるものだった。
「んッ! そこ…くァァァ……はうっ、あ、あああッ!!!」
 トロトロの蜜にまみれた膣粘膜とバイブが擦れ、グチャグチャと卑猥な音を響かせる中で、あたしは頭に帽子を乗せたまま首を振り、恥骨を突き出してしまう。
「〜〜〜〜〜〜(ほほう、やはり女の泣き所は変わらんな。だが……それだけでは面白くあるまい?)」
「え……えっ? な、何で止めるの……? やぁ……と、止めないでよぉ………」
 不意に横からトナカイが手を伸ばし、男の子が動かしていたバイブをあたしの中にうずめたまま押し止めてしまう。もうあと少しでイけそうだというところで快感を止められてしまい、性欲への渇きから腰をくねらせると、トナカイは唇を吊り上げ――そもそもなんでトナカイの表情をそこまで分かるのかは置いておいて―――、股間にバイブが刺さったままのあたしを見下ろした。
「〜〜〜〜〜〜(何を嘆く? こんなおもちゃよりも本物のチ○ポでよがり狂った方が気持ちいいのではないのか? こいつをこんないかがわしい場所にまで連れ込んだのは、それが本来の目的だったからであろう?)」
 そう言うとトナカイはサンタの男の子を背後から羽交い絞めにし、スカートを上に乗せて先端を突き出しているペ○スを突き出させた。
「それは……だからって、途中で止めなくても……」
「〜〜〜〜〜〜(フッフッフ……ならばバイブでよがり狂うか? お前が忘れている“これ”を使ってな!)」
 股間を見られて顔を真っ赤に染めた男の子を放すと、トナカイはあたしの股間に蹄を伸ばし、カチッと何かのスイッチを入れる。直後―――
「あ―――――――――――――――――――――ッッッ!!!」
 振動スイッチをオンにされたバイブは突然その身を震わせ始める。
「〜〜〜〜〜〜(どうだ。お前にとってはこっちの方がいいのではないか?)」
「んっ! っっ……んゥ〜〜〜〜〜〜!!!」
 振動はそれほどキツくない……むしろ弱い。多分「強」ではなく「弱」にスイッチが入っていると思う。それでも左膝を天井へ向けて開脚した股間の真ん中から低い振動音が響くほどにあたしの表情は妖艶に歪んでしまう。
「〜〜〜〜〜〜(よく見ておくがいい。これが大人のおもちゃの正しい使い方だ。体に押し付けるのもよいが、機能を使いこなしてこその玩具なのだ!)」
「うん……スゴいんだね………」
 そんな二人の会話を耳にしながら、Gスポットと子宮へ響く重い振動に噛み締めた歯の間から声が漏れてしまう。
(けど…まだこれぐらいなら……何とか我慢が………)
 あまりに突然振動の快感に晒されたので敏感になりすぎていた体の方が強く反応してしまったけれど、太ももや下腹部に響く振動は何とか耐えられる程度。このまま拘束されたまま何時間も放置されれば気も狂うかもしれないけれど、トナカイの良い様には……
「ふぁあぁぁああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 必死に堪えていたあたしのお尻にもう一つ、バイブとは別の振動する物体が押し当てられ、割れ目から垂れた蜜で湿り潤っていたアナルへそのまま押し込まれる。
「〜〜〜〜〜〜(道具が一つだけとは限るまい。数多のアイテムを使いこなし、望む者に最適なプレゼントを与える者こそ、サンタのプロ!)」
 それが卵形の小さなローターだと気付いた時には、もう遅かった。振動に次ぐ振動、不意打ちの連発でむき出しにされた性感帯はあたしの意思を無視して一気に絶頂へと駆け上っていく。喉を反り返らせ、開いた唇から涎を飛ばすほどに大きな喘ぎ声を迸らせながら、サンタクロースの衣装に包まれた豊満な肉体を一斉に揉みしだくかのようなオルガズムの大波に襲い掛かられてしまう……が、
「あ………」
 二つの肉壷を同時に責め立てていた振動が突然止まってしまう。
「また!? ねえ、またなの!? もう、もう焦らさないで、お願い、何でも…何でもするから、お願いだからイかせて、限界なの、だから、ねえ、イかせてよォ!!!」
 あと数秒、バイブとローターを動かしていてくれれば、膣と腸とをへだてる薄い壁越しの二重の振動に身も心も粉々になるほどの強烈なアクメを迎えられたはず。それを本当に達しかけた直後にまたも止められてしまい、身体を震わせながら体をひねって涙に濡れた顔をシーツにうずめると、男の子にもトナカイにも見られている事を自覚しながら愛玩の言葉を泣き叫んでしまう。
「くぅ……んむぅぅぅ〜〜〜………!」
「そんなに泣かないで……僕だって、我慢できないから止めちゃったんだから……」
 それはトナカイではなく、男の子のほうの声だった。痙攣する身体を押さえ込み、乱れた呼吸を整えられないまま顔を上げると、男の子はボディーローションのボトルの蓋を開けているところだった。
「んゥう………!」
 トロッと粘り気があり、そして体温よりもずっと冷たい液体が、トナカイに方を抑えられて仰向けにされたあたしの胸元へと滴り落ちてくる。そしてたわわな膨らみの先端から谷間にまでたっぷりと浴びせかけると、男の子はボトルを動かし、サンタ風のワンピースがわだかまっているウエストからバイブとローターを埋め込まれている下腹部、そして宙吊りにされている左足とベッドへ投げ出されている右足とに、ビンの中身を滴らせていく。
「えへへ……このヌルッとした感触が気持ちいいよね♪」
 男の子は最後にわずかに残ったローションを手に取る、スカートから飛び出しているペ○スへ塗りつけると、バイブをあたしの膣内から引き抜いた。そしてベッドにひざまずいてあたしのローションまみれの淫裂へペ○スをあてがうと、吊り上げられたあたしの左足に体を擦り付けながら腰を押し出してくる。
「んはぁ……あ……はいった……あ…はぁぁぁ………♪」
「た…たくやのおマ○コ……やっぱり気持ちいいよぉ……見てるだけなんて、僕だって我慢できない。だから、だからぁ……!」
「いいの、きて、滅茶苦茶に犯してぇ〜〜〜〜〜〜!!!」
 ペ○スが抜かれて喪失感の広がっていたヴァギナにペ○スを押し込まれた途端、火傷するような熱さとローションでさらに滑りを増した挿入感に、あたしは乳房を震わせて快感美にむせび泣いた。子宮をゴリゴリと擦り上げるほど、男の子は体重を乗せて力強く蜜壷に肉棒を突き立て、ローションまみれの太股の上に自分の股間を滑らせる。両腕で抱きしめたあたしの左足にも、自分の身体にもローションが付くのも構いもせずに顔を寄せ、頬擦り視ながらあたしのヴァギナの締め付けに酔いしれながら喘ぐ口から舌を出し、あたしのふくらはぎを嘗め回した。
「あっ、あああっ、イく、イく、おチ○チンが、あッ! 我慢が、とまんない、先に、イっちゃうの、許し…は、ぁああああぁん!!!」
 見た目は年下の男の子が射精するよりも先にイかされちゃう……その事実を反芻するほどに、肉棒の抽送の際に鳴り響くおマ○コの音がより淫らに粘り気を増し、母乳を噴き出せない乳房の先っぽにジィン…と痺れるほどの疼きを覚えてしまう。
「っは、やっ、もう…もう止めないで。このまま、あたしが跳んじゃうぐらい、気持ちよくさせてぇ!!!」
「そんなに締め付けたら……ボクも、ボクも精液、噴き出しちゃうよォ!」
「ダメぇ!!! あたしが先なの、先にイくの、あたしのイったおマ○コに、精液が欲しいの、だから、だからぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!」
 お腹の奥で熱い何かが弾ける。それが絶頂汁だと確信を得ながら部屋全体が振動しそうなほどの喘ぎ声を迸らせると、
 ―――プツン
 と音を立てて、天井からぶら下がっていたはずの拘束具の細い鎖が切れる。……それは最悪のタイミングと言っていい。愉悦の波にあたしが飲み込まれかけたその瞬間に、いきなり重力に引き寄せられたあたしの左足の重みはサンタの少年の肩へと乗り、そのままバランスを崩した男の子は後ろへ倒れこんでしまうと、愛液とローションとで滑りやすくなりすぎているヴァギナから太いおチ○チンがいとも容易く抜け落ちてしまったからだ。
「〜〜〜〜〜〜(おお、これはすまない。鎖が切れてしまったようだ、ハッハッハ)」
「そんな……また……ど…どうしてぇ………」
 あまりにもわざとらしく笑うトナカイに、もう表情にさえ力が込められずに潤んだ瞳を向ける。
「〜〜〜〜〜〜(そんなものは決まっている。気持ちよくするためだ!)」
「でも……でも………」
 もう十分気持ちよくなっている。このままイかしてもらえないまま翻弄され続ければ、本当に気が狂ってしまいそうなのに……普段から感じやすく、アクメの快感を体の芯にまで刻み込まれているあたしにとって、“イかせてもらえない”と言うのは本当の拷問なのだと思い知らされる。
 真っ赤なサンタ服とローションとに覆われている身体は両手首を縛られたまま、せわしない呼吸に合わせて大きく張り詰めた乳房を上下させ、愛液とローションとで濡れそぼった股間は妖しい輝きを放っている。ペ○スが抜けてしまった淫裂は身体を彩る赤い色に負けないほど鮮やかに充血した粘膜を晒すほどぽっかりと口を開いており、濃厚な本気汁を溢れさせながら、太く逞しいものの再挿入を求めていた。
「〜〜〜〜〜〜(切なそうだな。だが、欲しい者はペ○スかな? 今の君ならばわざわざ本物を入れなくてもバイブで十分アヘアヘとイってしまうのではないかね?)」
「そんな……いじわる、ヤダぁ………ねえ、お願い…だから……ここに、ここにおチ○チンを………」
 アナルにまで垂れ落ちるほどの大量の淫液を滴らせているおマ○コにあたしは鎖に縛られた両手を伸ばすけれど、その手は途中でトナカイに抑えられてしまう。
「たくや、ダメだよ。これ……ボクとトナカイからのプレゼントなんだから………♪」
 頭上に手首を引っ張り上げられたあたしの股間に顔を寄せた男の子は、しとどに濡れた割れ目に、ペ○スではなく二本の指を挿入する。短くて細い指の動きはさすがに稚拙ではあったけれど、それでも何度もオルガズムを止められて感度が倍増しているヴァギナに触れられると肉壷全体に痙攣が走り抜けるのと同時に、愛液を搾り出すように緊縮させて指を強烈に食い閉めてしまう。
「ひ…ひどいィ……指じゃヤぁ………んっ…あ、はぁあッ………!」
 興味深そうにあたしのヴァギナの中をまさぐる指にもたらす快感に、あたしは背を浮き上がらせるほどに全身を引き絞り、涙を流して抗いながらも急速に絶頂へと昇りつめていく。膣天井をくすぐられ、アナルの入ったままのローターを膣の側から押さえられると、アゴが震えるほど甘美な快感の迸りに煮えたぎった愛液が割れ目から噴き出し……そしてまた、あたしの膣から挿入されていたものが引き抜かれてしまう。
「あぁ……はぁうぅ………」
 指が抜けたあとでも蜜壷の収縮は収まらない。荒い呼吸に合わせてヴァギナを弾ませるたびに、アナルに栓をするかのような小さなローターの存在を締め付けてしまうけれど、それだけでは昇りつめられない。どれだけ蠢く腸の中でローターが転がっても、絶頂への限界地を無理やり引き上げられてしまったあたしにとっては振動しないそれはもどかしい快感を生み出すだけの存在でしかなかった。
「女の人って……ううん、たくやってスゴいよ。スゴくて…スゴく綺麗。だから……これでいじめるの、最後だよ」
「もう……おねがい………どんなことされてもいいから……い…イかせ…て……おマ○コで……おチ○チンに犯されて、イきたいの、だから、だからぁぁあ〜〜〜〜〜〜!!!」
 泣き叫ぶあたしのおマ○コに、サンタクロースの少年は火照った笑みを向けて愛液とローションにまみれたペ○スを膣口へと押し込む。そして亀頭がズリュッと膣口を潜り抜けると、開脚した恥ずかしい格好で仰向けになっているあたしの胸に顔をうずめるように抱きついてきて、子宮口を突き上げるのと同時に双乳を揉みしだき始める。
「んぁああああああああああああああっ!!!」
「たくやのおマ○コ、どんどん気持ちよくなってくよ……ああぁ…ボク、ボクだって、ずっと我慢してきたんだからぁぁぁ!!!」
 あたしの背中に腕を回し、ピタンピタンと腰を叩きつけて肉の楔のようにあたしのヴァギナを巨根ペ○スが刺し貫く。一突きごとに子宮へ叩き込まれる衝撃に涙がポロポロと溢れ、愛液が掻き出される
 もう二度と離すものかと自由になった両脚で男の子の小さな体を挟み込んで引き寄せる。
「いいの、これが、ずっと欲しかったのォ! ああぁ、おチ○チンが、あたしの中で震えてる、脈打ってる、ああ、いいの、あ…ああああああああああッ!!!」
「〜〜〜〜〜〜(そろそろ頃合か。では、私も参加させてもらおうか)」
「んむぅ!?」
 それまで静観を決め込んでいたトナカイが、不意にあたしの頭側へと回り、いきり立ったペ○スを咥えさせる。しかもサイズは男の子に負けず劣らずの超巨根。一瞬アゴが外れたかと思うほどの太さに息を詰まらせるけれど、あたしは恍惚の表情を浮かべてそれを吸い上げ、唇から溢れるほどの唾液をたっぷりと塗りつけるように舌を這いまわらせる。
「ああ、ひどいよ。それじゃボク、たくやとキスができないよォ!」
「〜〜〜〜〜〜(あ…案ずるな。お前とこの女には、とっておきの……プ、プレゼントを…おおぉう!!!)」
 亀頭を喉の奥の壁に締め付けられながらの唇奉仕に、トナカイのペ○スもビクビクと脈動を繰り返し始める。とろみのある唾液に包まれたペ○スを、トナカイが腰を振るたびに裏筋を舌の上に滑らせ、執拗に先端を吸い上げれば一層硬度を増して大きく膨れ上がっていく。
 戒められた両腕で男の子の頭をローションに覆われた胸に谷間に抱きしめれば、小さな体が粘つく音を響かせて体の上を滑る。収縮するヴァギナを強引に押し広げて太いペ○スが押し込まれるたびに、胸の上で揺れ弾む二つの膨らみは男の子の顔に押しつぶされ、時折立てられる歯の感触に、強張りと共に背筋の震えを覚えてしまう。
「〜〜〜〜〜〜(そ……それではプレゼントだ。受け取りたまえぇ!)」
 跳ね回るペ○スを追いかけ、必死に唇を吸い上げていたあたしの頭を、突然トナカイが押さえつける。その直後……それまでずっと動かず、男の子のピストンにあわせてアナルの中で転がっていたローターが突然振動をし始めた。
「んぅうううううぅぅううううううううううッ!!!」
 口を太いペ○スに塞がれ、呼吸もままならないまま全身に震えが駆け巡る。薄い肉の壁一枚を挟んでペ○スと強烈な振動を発するローターとが擦れあい、太股から爪先まで突っ張ってしまうほどの快感にグチョグチョに濡れたおマ○コが応えてしまう。
「ウあ……ダメ、締め付けちゃ……たくや、ああ…たくやぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!」
 アナルの奥にまで響くローターの振動にペ○スを咥え込んでいるヴァギナは今までにない締め付けを見せる。荒々しい抽送を見せていたペ○スは突然絡み付いてきた肉ヒダに欲望の塊を噴き出さんと脈動を繰り返し、ローションまみれの胸の谷間から顔を上げた男の子は涙目になって腰を振りたくる。
(ん、あ、あ、ピストンが、激しすぎるぅ……! そんなに疲れたら、壊れちゃう、おマ○コも子宮も、大切なところ全部突き壊されちゃうよぉ〜〜〜〜〜〜!!!)
 下腹部からの振動でゆすりたてられている身体を押さえつけるように、手首を縛られた両腕で乳房を左右から挟みこむ。ヴァギナに負けないぐらい熱く煮えたぎった母乳が渦巻いていた膨らみは、谷間を往復する男の子の頭と、圧迫するあたしの腕とで、ここへ来てさらに乳首への圧力を高めてくる。ネットリとした粘液に覆われた乳首は目に見えるほどにビクビクと震え、陰唇をめくり上げるような激しい抽送のたびに次第に白いものをローションににじませてきた。
(もう……どこもかしこも気持ちいい。気持ちよすぎて……もう、我慢できない。ああああ、イく、もうダメェェェェェ!!! おチ○チンが、おチ○チンが口とおマ○コで暴れて、ローターが震えて、擦れて、あ……す…ごい……あたしの中で、スゴいのが……き…キちゃうぅぅぅ―――――――!!!)
 情け容赦なく唇を犯すトナカイのペ○スを音を立てて吸い上げながら、あたしはお尻が波打つほど腰を叩きつけてくる男の子の背中に脚を絡みつかせ、ヴァギナをひねりながら引き寄せる。より深く、より強く、あたしにリードされて射精口を子宮へと擦り付けた男の子は震える口から何一つ声を上げられずにあたしの胸の先端へと歯を立てて吸い付き、腰と恥丘とを密着させて膨れ上がった亀頭で精液を待ちわびる子宮口を深く抉り抜いた。
「んんん、んんッ、んんゥ、んムゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 胎内へと注ぎ込まれる熱い精液……あたし同様に射精を後伸ばしにされていたせいか、その量はこれでもかと言うほどに多い………けど、
(ダメぇ! 出しながら動いて、おマ○コに、おっきいおチ○チン叩きつけながら射精してェェェ!!!)
 けれど射精の快感に酔いしれている男の子はあたしに抱きついたまま動かない。それでも快感を貪ろうとするあたしは耐え切れなくなって、密着した腰を蠢かせて射精している最中のペ○スをドロドロにされた蜜壷で擦りたて、男の子へ絡みつかせた両足を使ってわずかに腰を離し……そして抱きしめるように密着させた。
「んあぁぁぁん!!!」
 男の子の唇から悲鳴のような喘ぎが迸り、ドクンと、濃厚な精液が勢いよくあたしの膣内へ打ち込まれる。
(これが…いい……出された精液が…奥にまで届いて……こ、こぼれてる……おマ○コからザーメンが……ああぁあああぁぁぁ!!!)
「〜〜〜〜〜〜(わ、私も出すぞ。飲んでくれェ!)」
(え……んむぅうううぅぅぅ〜〜〜〜〜〜!!!)
 わずかずつではあるけれど、イき泣きながら腰を動かし始めた男に夢中になっていると、トナカイが両蹄であたしの頭を引き寄せ、喉の奥に亀頭を押し当てる。次の瞬間にはトナカイが射精する事を察したあたしは、目を閉じて口の中のおチ○チンに意識を集中し、喉元深くに一気に注ぎ込まれたザーメンを口の全てを使って受け止めてあげる。
「ん、ふぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 極々と喉を鳴らして精液を飲み下すけれど、飲む端から射精を繰り返され、ついには呑みきれなくなった白い体液があたしの唇からあふれ出る。
(………くる……ものすごいのが、来ちゃう。あたし、言ってるのに、まだ…もっとスゴいのが、や…なに、これ、あ、ああああたし、ああっ、んぁあああああああああああああっ!!!)
 男の子は緩やかな動きを止め、身体を起こして思いのたけをぶつけるように激しく腰を叩きつけてくる。射精を終えても脈動の収まっていないペ○スは萎えるどころか、精液を掻き出しながら無射精でイき続けているみたいで、双乳にキツく指を食い込まされながらのピストンにあたしはイき続けたまま休ませてもらえず、悶絶しながらヴァギナを、ヒップを、そして乳房を震わせ続けていた。
(イ…く……もう………あたし…だめ、もう…ダメェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!)
「―――――――――、――――――――――――――ッ!!!」
 まるで今まで押し止められていたオルガズムが一斉に悪阻かかってくるような恍惚感に、あたしの意識は一瞬で飲み込まれる。いやらしい穴と言う穴から快感を感じ、全身がバラバラになるような錯覚に陥り、瞳に胸から迸る白い母乳を見つめながら、静かに昂ぶりすぎた意識を失わせていた………










 そして一年後。


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