「夏休みの宿題やった?」-3


 あたしと美由紀さんの密談が終わるとすぐに、何食わぬ顔で来生が部屋に戻ってきた。
「よ、よお、調子はどうだい?」
 おいおい、顔に動揺が現れまくってるよ、優等生。―――ケイトにあんな事をされた後じゃ、平然としていられないだろうけど。
「あ〜、来生君、おいしそうなものを持ってるじゃない」
 見ると、美由紀さんは来生が口をつけているペットボトルのお茶の事を言っているのだろう。確かにこの部屋の暑さだと、水分はいくらでも飲みたいけど……もうほとんど空っぽだ。
「い、いいじゃないか、これは俺のだ。ほしかったら金を払えよ」
 確かにそれは正論だ。けど……学内有数の秀才も、ケイトに襲われた後では、美由紀さんの魂胆まで読み解くことは出来なかったらしい。
「ええ、いいわよ。はい、お金」
 美由紀さんはどこからともなく五百円玉を取り出すと来生に向けて放り投げる。それを思わず受け取り、呆然と見つめ返す君図に美由紀さんはウインクすると、
「お金は払ったんだから、ちゃんとサービスしてよね、来生君?」
 汗を掻いてはいても、そこは女優の卵。机に身を乗り出し、ケイトの胸に勝るとも劣らない見事な巨乳を強調するように両肘を付き、キャミソールから今にも零れ落ちそうな柔らかな膨らみを見せ付ける。90センチFカップの膨らみは二の腕に左右から圧迫されて形を歪め、先端までもが机の台に押しつぶされる。すると全周囲から押し上げられた胸の谷間のムッチリ感は汗に濡れた肌とあいまって思わず鷲掴みしたくなるような肉感的な豊かさになり、来生の目を瞬く間に吸い寄せていった。
「よろしくね、お・ね・が・い♪」
 このポーズを生で見せてもらえるなら、ジュースの一本なんて安いものだ。つややかな美由紀さんの唇に「お願い」された来生は圧迫された乳房を凝視しながらコクコクと壊れた人形のように何度も頷くと、ダッシュでジュースを取りに行き、あたしと美由紀さんの前に一本ずつ炭酸飲料の缶を置いてくれた。
「あたしの分まで……来生、ありがと♪」
「べ、別に、こんなの、何でも……」
 完全に美由紀さんの色気に動揺しまくりね……じゃあ、あたしもちょっと手伝った方がいいのかな?
 とりあえず悩殺すればいいんだろうけれど、あたしのは美由紀さんほどの演技力は無い。それなら…と缶のプルタブを引いて、ノドを鳴らしながら透明な炭酸ジュースを流し込んで行く。
「んっ……」
 元々一気飲みなんて出来ないのに大きく傾けた缶からは、唇に入れなかった炭酸飲料が細い筋になって唇の端からこぼれ落ちていく。ノドから胸元へと、あたしの肌をくすぐるように伝い落ちていくしずくに着すぎの熱い視線を感じながら、コクッコクッと炭酸を飲み干していく。
「あん……いっぱいこぼれちゃった。何か拭くものある?」
「……………」
 閑雅からになるまで飲み続けると、ノドから期待だけ逆流しそうなのを手で口元を押さえて静かに吐き出し、炭酸まみれになった胸元を、乳房の下で組んだ腕でグイッと押し上げる。
 ジュースは半分ほどこぼれていた。薄手のワンピースと言うこともあり、水分を吸って肌に吸い付いた布地は三人の中でただ一人だけ着込んだブラのラインを浮かび上がらせる。いつもならそんな姿をしていれば悲鳴を上げて両腕で覆い隠しているだろうけれど、なぜか今は着すぎと言う顔見知りの男子に見られていると思うと胸が高鳴ってしまい、何度も胸を締め付けるように寄せ上げると体の奥でざわつくものを感じだしてしまう。
「来生? ……もう、何を見てるのよ」
 そんなあたしの姿を、来生は声も上げずに見つめ続けていた。机の上に缶ジュースを置いてずっと立ちっぱなしの姿のままで、さっきケイトに射精させられたばかりのものをズボンが突き破れそうなほど大きく膨らませているのにも気付かないで、そうしてそれをあたしと美由紀さんに見つめられているのにも気付かないで、今にも襲いかかってきそうな目であたしを見下ろしていた。
(ちょっと美由紀さん、本当にこんなのでいいの? なんか非常に身の危険を感じちゃってるんだけど……)
(なに言ってるのよ。グッジョブよ。さっすが相原君♪)
 褒められても何か喜べないんだけど……それはさておき、目がかなりイっている来生へ美由紀さんはそっと並び立つ。女子の中ではかなり背の高いほうの美由紀さんはヒールをはかなくても来生より身長が上だ。それを利用して横から抱きしめるように肩へ腕を回すと、ふらふらしている来生をすぐ後ろのベッドに腰掛けさせ、その耳へ唇を寄せて行く。
「ちょ、ちょっとぉ!?」
 もしや美由紀さんまで押し倒し!?―――と思い、あたしが腰を浮かせようとすると、
「ねぇ……私の胸、見たくない?」
 ………胸? ああ、胸ね。な〜んだ、それなら今さっき見せたばかりじゃない。
「も・ち・ろ・ん、来生君が見たいって言うんなら生で見せてあげるんだけど。宿題を写させてもらってるお礼に…ね♪」
 ――――――――なんですとぉぉぉぉぉ!!? 胸って…服を脱いでって事ぉ!?
 美由紀さんの突然の申し出に、あたしはおろか着すぎまでもが固まってしまう。―――そりゃそうだ。元々大きな胸が好きな来生にとって、同学年の中でもトップクラスの巨乳と美貌の持ち主である美由紀さんは憧れの的だ。その胸を拝めるとなったら……
「お…俺……」
「だけど触っちゃダメよ。舐めるのも、それ以上の事をするのもダメ……宿題を見せてくれたんだから胸を見せてあげる……これは純粋にお礼よ。さぁ……どうする?」
 どうするも何も、お礼を断っても意味が無いし、それなら当然……
「見る。見せてくれ!」
 そう言うよね。……美由紀さん、いったい何考えてるのよ……
 そんなあたしの疑問をよそに、怪しげな笑みを浮かべた美由紀さんは上半身裸になる。ブラは元々つけていないので一枚脱げばそれで終わり……けれど、現れた膨らみは、そんな簡単なものじゃない。
「ふう……胸の谷間が蒸れちゃいそう……ん、涼しくて気持ちいい〜〜♪」
「―――ゴクッ。わ、渡辺さんの…胸……」
 服を脱ぐと、美由紀さんは体を離し、来生がすぐには触れられないような間を作る。その動きに合わせてなめかましく濡れ輝く膨らみが重そうに弾み、何度も何度もノドを鳴らした来生はそれを見ながら手をワキワキとさせている。
「ん〜…暑いんだし、下も脱いじゃおうかな。――パンツは脱がないけどね」
 み、美由紀さん……それは行きすぎじゃ…来生の奴、もう目が皿のようになってるんだけど……
 けど、触らせはしないといっているのに、さっきから誘惑ばかりしている美由紀さんの行動に不可解なものを感じる……けど、あたしはどうすればいいんだろう……美由紀さんには合わせてくれって言われてるから……
「………あたしも」
 脱いだ方が……いいのかな……
 戸惑いを隠せず、大きく鼓動する胸元を押さえつける様に服を握り締める。
 けれど、声を出した事で来生の目は美由紀さんからあたしへ……あたしの胸の膨らみへと向いてしまう。
 あたしが男だって知ってるくせに。どうして体が女の子だってだけでそんな目で見るのよ……すごく、やらしくて…恥ずかしいよぉ……
「あ…相原……」
「………お礼…なんだよね。……い、言っとくけど、あたしも見せるだけだから。絶対に触らないでよ…ね……」
 やば……自分でも何考えてるのか、何してるのか、わかんなくなってきた……クラスメートの前で服を脱ぐなんて…暑さで頭がどうにかしちゃったのかな……
 肩紐を肩からすべり落とし、スースで湿った服から体を抜くと、ストラップレスのブラに包まれた膨らみがこぼれ出てくる。汗と体温の熱気で蒸し暑い室内では、服を一枚脱いだだけじゃ暑さなんて変わりはしない。クッションから腰を上げて、ワンピースと揃えた淡いブルーの下着上下セットでの姿を来生によく見えるように正面を向くと、今も汗が噴き出している半裸の体を美由紀さんとは反対側の来生の隣へと座らせた。
「っ…………」
 とてもじゃないけど…来生と顔をあわせることが出来ない。美由紀さんが結構スペースをとったせいで、あたしが座っている方のスペースはかなり狭い。半そでシャツの来生の腕から体温が伝わってくるような至近距離で、明らかに室温以外の理由で熱くなった顔を俯かせ、胸や股間を隠すわけにはいかない両手を後ろに突いて、食い入るようなクラスメートの視線を恥ずかしい場所に感じ取ってしまう。
「相原……お前、本当に女になったんだな……」
「いまさら何言ってるのよ……仕方ないじゃない。あれは事故で……」
 こうして話をしている間にも、来生の視線があたしの胸に……なんでこんな事、あたしが……
「………なあ、さ、触っちゃダメなのか?」
「え……」
「確かめたいんだよ。相原が本当に女になってるのか。お前知ってるか? 男子の間じゃ、お前が女装しているだけだって疑ってる奴もいるんだぞ」
 そりゃあ……クラスで確かめさせたのって、明日香やケイトも含めて女子ばかりだし。男子は…全員目つきが…その……
「胸だって……おかしいじゃないか。女になったからって急にそんなに膨らむもんかよ」
「え……来生、くん?」
 なんか……目が座った上にかなりイっちゃってる気がするんだけど……
 左右にふくよかなおっぱいの女の子が二人。これで理性を保てと言うのも不可能な話で、ハァハァと呼吸を乱した来生は指先まで震えた手をあたしの胸へと伸ばしてくる。
「こ、こらこらこらぁ! ダメ、見るだけだって言ったじゃない!」
「見れないじゃないか。ブラジャーつけてるから見れないんだ、だから俺は取るんだあ!!」
 でも、そこ、ブラのホックじゃなくて……んっ! も…揉んでる、揉まれてるぅ!!
「これが相原に胸……大きくて…柔らかくて……想像してたとおりだ。ずっと、授業中ずっと見てたんだ。
ずっと…ずっと……!!」
「や…め……来生…強すぎ…んいいっ!」
「こんなエロい姿見せられて……我慢なんて出来るもんか!!」
 けど…そんなに激しく揉まれたら、火照ってるおっぱいが、おっぱいがぁ……ひゃうぅ!! ブラの上から…噛んじゃ、ダメだってばぁぁぁ!!
 ついに耐え切れなくなった来生はあたしの上へ覆いかぶさると、言い訳にしたブラを取るどころか、その上から手の中に収まりきらない豊満な膨らみをこね回し、立ち上る濃厚な汗の臭いに犬のように鼻を鳴らしながら硬くなった先端を頬張り、布地ごと噛み切るように歯を立てた。
 来生の愛撫はまさに初めての男の子のそれだった。加減が分からず、丸い膨らみの形がゆがみほど強く握り締め、汗で滑るたびに追いかけるように指を食い込ませ、ブチッとブラを引きちぎると、一番汗の溜まってる胸の谷間へと顔をうずめ、舌を這わせてくる。
「なんか、甘いのとしょっぱいのと混ざってるな。けど…これが相原の……」
「やっ、はぁぁ…ん…ん…ダメ、おっぱいは…感じちゃうから、だめ、だめぇ…くうぅん……」
 ジュースと汗とで濡れ汚れた胸を嘗め回され、そのたどたどしさに新鮮なものを覚えながら甘く鼻を鳴らすと、ガバッと顔を上げた来生はわなわなと唇を震わせると前以上の勢いであたしの乳首へ吸い付き、舌を絡めて根元へ歯を食い込ませる。
「くぅんんんんんっ!!」
 敏感な場所を噛み千切られそうな歯の食い込む感触に身を硬くする。完全に我を忘れた来生は時折感嘆に似たため息を漏らすたびに胸を揉む手には力が入り、手指の跡が赤く腫れ上がるほど責め立てられてたまらず涙を浮かべたあたしは、馬乗りになる来生の体を押し返そうとし始める。
「離…れて……ああ、いやぁ……くっ! い…痛いの……やあぁぁぁ!!!」
「相原…相原の胸……こんなにヤらしいくせして、俺に揉まれて感じてるくせに!」
 この……あんた、いい加減にしなさいよね!
 もう見るだけ触るだけの範疇を越えてひどい事をしている来生の、言ってはならない一言についに堪忍袋の緒が切れた。
「来生、あたしは―――」
「はいそこまで!!」
「たくやちゃんをいじめちゃ、ダメですネ!!」
 ………ほえ?
 あまり暴力は振るいたくは無いけど、これ以上は耐えられない。あたしが決心して腕を振り上げると、その目標をどかすように、乳房をさらけ出したままの美由紀さんと、バスタオルを体に巻いただけのケイトが来生の腕をねじ上げる。
「いだだっ! な、何するんだ!?」
「何するんだじゃ無いわよ、来生君。私は「見るだけ」って念を押したはずよね?」
「レイプは犯罪ですネ。エッチは両者の合意が必要ですネ!」
 美由紀さんはああ見えて演劇のために体を鍛えているので、恵まれた体格ではない来生には腕を振り解くことなんて出来ないだろう。
「さて……この事、何処かにばらしちゃおうかな〜〜。優等生の来生君が、まさか女の子を押し倒すなんてね〜〜」
 ………待って。それは少し話がおかしいんじゃ……だってそもそも、美由紀さんが来生を誘惑したからこういう流れになったんであって、全面的に来生が悪いわけじゃない。
 けれど、あたしの胸を責め立てていた時の勢いは来生から消えている。反論する事も無く美由紀さんに言われるがままに頷いているだけだ。
「お…俺は……」
「そこで交渉なんだけど……相原君の胸を触って、舐めたんだから、その分だけ来生君にも何かしてもらおうかなって思うんだけど…どう? 私たちの宿題を終わらせておいてくれたら、今回のことは誰にも喋らないんだけど。もちろん、証拠物件は残さないわよ」
 美由紀さんの手にはカメラつき形態がしっかり握られている。……つまり、あたしが襲われてもすぐには助けてくれなかったのはそのためですか。あくどいなぁ……罠にはめて、反論できないような証拠を揃えて。まだ女探偵かスパイかの役が抜け切ってないのかもしれない。
 けど……それじゃ来生があまりにもかわいそうだ。――――――はぁぁ…ま、いっか。こいつなら口が硬そうだし。
「それじゃ、あたしは宿題をやってくれるお礼をしなくちゃいけないよね」
 すっかりしょぼくれて床に崩れ落ちていた来生が顔を上げる。驚きの表情を浮かべている美由紀さんや、キョトンとしているケイトも含めて三人分の視線を一身に浴びたあたしは、ちょっと躊躇いながらもベッドに腰掛けたままブルーのパンツの腰紐に指をかけ、するりとお尻の下から抜き取ると、丸めるように足元へ降ろして行く。
「おいで……優しくしてくれるなら、「初めて」を貰ってあげるから……」
「ワオッ♪ たくやちゃん、大胆ハツゲンですネ♪」
 確かに大胆だけど、夏休みは少し冒険してちょうどいいぐらいだ。来生の視線の高さにある股間をよく見せるように膝を開き、右手の指で股間を割り開くと、煮えたぎってるんじゃないかと思うほど熱い液体がとろりとあふれ出してきた。
「相原……マジ?」
「うん、大マジ♪ 今なら…今日一日なら、何回入れてもいいわよ」
 ちょっと色っぽくウインク付きでそう言うと、来生の目の色がまたもや豹変する。勢いよくその場に立ち上がると慌しくズボンとパンツとを脱ぎ捨て、あたしの眼前へいきり立っているものを突きつけた。
「あっ……♪」
 思ってたとおり……来生って結構大きい……
「言っとくけど、今日だけだからね。それと誰かにこの事を言ったら……」
「分かってる。絶対、絶対言わないから!」
「それじゃあ……」
 あたしの目が来生を見るとその後ろに向かって目配せする。すると、事態の推移を見守っていた美由紀さんとケイトが二人してあたしに負けない二組の巨乳を来生の背中に押し付け、そそり立つものを二人掛かりで弄ばれながらシャツの内側にも手を這わされ、恍惚とした表情を来生が浮かべ始める。
「二発目は私ね。ケイトは最後でも良いでしょう?」
「ン〜…わかりましたですネ。その代わりたっぷりしてもらうですネ♪」
「うっ……あ、ああぁ……」
 ヌチャ…ズチャ…と汗をまとった肌同士がこすれあう音があたしの興奮を否応無しに掻き立てる。背中に憧れの巨乳を擦り付けられた来生の間抜けな顔にぷっと噴き出すと、背中を押されて倒れこんでくるクラスメートを抱きかかえながらベッドへ再び仰向けに倒れこんだ。
「あ…あっ…あっ……あうぅ……♪」
「たくやちゃん、とってもイヤらしい顔をしてますですネ……こんなに濡らして、グチョグチョ音を立ててますネ♪」
 ケイト…ダメ……そんなにおチ○チンで…入り口…ばっか……ああぁん! は、早く、早く入れて、もう焦らさないでぇぇぇ!!
 筆のように来生のペ○スを握り締めたケイトは、あたしの膣口に亀頭をあてがうけれど、すぐには挿れてくれなかった。先端で何度も縦筋をなぞり上げ、尿道口やクリトリスを来生のペ○スで散々に擦りたて、あたしが涙ながらに視線を向けると意地悪そうな顔を浮かべ、来生の背中を押し込んでくる。
「あっ……♪」
―――ちゅぽん。
「オウ、ソーリーですネ。たくやちゃんのおマ○コが狭いから滑っちゃったですネ」
 あう……ひ、ひどい……順番最後なのを根に持ってるぅ〜〜〜!!
 でも、ケイトのいたずらもそう長くは続かない。来生の胸に手を回して薄い胸板をくすぐりながら、背後から耳元に吐息を吹きかけると、そういった責めに慣れていない来生はすぐに耐えられなくなり、数ミリほど入り口に埋め込まれた大きな先端がビクッビクッと今にも射精しそうな兆候を見せ始める。
「ケイトの手の中でおチ○チンが暴れてるですネ……そんなにたくやちゃんのおマ○コに入れたいですカ?」
 あう……来生ったらあんなに顔を縦に振って……けど、これで来生のおチ○チンがあたしへ……
 まだクラスメートとエッチする事に抵抗感はあるけれど、体の方はそうは言っていない。むしろ、顔見知りの相手が反り返るほどペ○スを充血させ、力強く脈動させているかと思うとどれだけ、挿れたがっているのかも伝わってきてしまう。それを少しでも慰めようと、あたしは両手で火照った乳房をこね回すと、汗だくの裸体を軽く震わせ、鼻に掛かる喘ぎ声を聞かせる。別にわざとした訳じゃないけれど、その途端にさらに壊れ始めた来生の表情に恥ずかしさと喜びを覚えながら、濡れた割れ目で張り詰めた亀頭を撫でるように腰を蠢かせた。
「ん……擦れてるの…わかる? 来生の…おチ○チンが擦れるの……んんっ…あっ……はぁ…♪」
「あ…相原のおマ○コ……先っぽがスゴく熱くて、吸い付いてくる…相原、相原ぁ……!」
「―――もう、こういう時ぐらい名前で呼んだって……ひゃうっ!!」
あたしのおマ○コに先端を押し当てている肉棒を二・三回扱きたてる。手が根元へ、そして亀頭へと滑るたびにペ○スが痙攣する振動を膣口に感じて蕩けた吐息を漏らしてしまう。―――そしてゆっくりと、来生の体を後ろから押さえつけたケイトに動きを支配されながらも、力強く反り返ったおチ○チンがあたしの膣内へズブズブとめり込んできた。
 はいって…きた……来生の、あたしの事をよく知ってるクラスメートのおチ○チンが……あたしの…おマ○コに……入って……ひゃぅん! か、感じちゃう……全然イヤじゃない、感じちゃう、太いのに犯されて…ふぁ…ふぁああああああっ!!!
「相原君、お口をお留守にしちゃダメよ。私のここ……美味しいところを持って行かれたせいで我慢できなくなっちゃったんだから、ちゃんと責任取ってよね」
「み…美由紀さ…んあっ、待って……今…チ○チンが、チ○チンが入ってくるのぉ……」
 美由紀さんがあたしの顔をまたいで、下着を脱ぎ捨てた股間を指で割り開くと、ぽたぽたと愛液の雫が滴り落ちてくる。―――美由紀さんも、来生とエッチするつもりだったのかな……だったら…だったら美由紀さんにも……
「ん……やっぱり…上手……相原君に舐められると…あぁぁぁぁ…んっ、最初から…んんんっ! そこ、そこいい、もっと…あんんんんっ!!」
 乳房の上側へ腰掛けるようにまたがる美由紀さんの太股を抱え、濡れた割れ目をこじ開け、穿るように舌を蠢かせると、美由紀さんは長い髪を跳ね上げ、あたしの顔の上で大きな乳房をぶるんっと震わせた。
 美由紀さんの弱いところは結構わかっている。下から太股を抱えた腕、その先で先ほどまで自分の乳房を揉みしだいていた指でギリギリ届くクリトリスを左右から撫で回し、その光景を鼻先に見つめながら舌を突き入れ、少ししょっぱい愛液をすすり上げると、あたしの頭を両手で抱えた美由紀さんはより強くあたしの顔へ淫裂を押し付ける。
「あッ、ああああ―――――ッ!!」
 もう美由紀さんには来生を追い詰めていたときの表情は無い。右腕を太股から離し、膨れ上がったクリトリスを舌でついばみながら膣口へ指を差し入れ、内側で奮えている膣肉をなぞれば、張りのあるヒップが打ち震え、じわじわとあたしの膣内へ入り込んでくるペ○スを鋭敏に感じて締め付けてしまうあたしに合わせるように腰を突き出し愛液を滴らせて大きく喘いでいた。
 美由紀さん……やっぱりスゴい。
 あたしたち三人の中で、一番スタイルがいいのが美由紀さんだ。その長身のモデル体型があたしの指と舌が動くたびにFカップの膨らみを上下に弾ませ、ノドの奥から悩ましい声を迸らせる姿にあたしも夢中になってしまう。―――なにしろ、この美しい肢体を夏休みの間中、ずっと眼前で見つめてきたんだから……
「私、私……ひぁあああぅ! そ、そこ、ああぁぁぁ!! いい、相原君、それ、それぇぇぇ!!!」
「美由紀ちゃんもすっかりエッチモード全開ですネ。フフフ…ケイトたちもお仲間に入っちゃいますですネ♪」
 汗を滴らせながらクンニにお尻を捩じらせる美由紀さん……その割れ目を激しく嘗め回せば嘗め回すほど、あたしはそちらにだけ集中させてくれないおマ○コへの浅いピストンに腰を震わせ、ベッドの端から投げ出した両足を痙攣させてしまう。来生に抱きついたケイトはビンビンに張り出したカリであたしの膣口を重点的にめくれ上がらせる。
「んうぅぅぅ……!!」
 そんな入り口ばかりじゃなくて……もっと奥まで……
 口の中と鼻の奥までを美由紀さんの味と香りとで満たされているせいか、あたしの興奮の昂ぶりも大きい。それに先端にばかり刺激を加えられた来生のペ○スはあたしの花びらに食い込んだまま大きく跳ね上がっていて、このままじゃ……奥に入れてもらえないまま、射精されちゃうかも……
「もう我慢できないみたいですネ……来生クン、そんなにたくやちゃんの中に入りたいですカ?」
「ア…ああ……ヌルヌルで…も、もう出そう……」
 あたしも挿れて欲しいの……このままじゃおかしく、おチ○チンが欲しすぎておかしくなっちゃうぅ!!
「ああああっ!! 相原君、あっ…はぁああああっ!! わたし…いぅん!! あっ、あぁん!!」
 喘ぎたいのはあたしの方だ。早く硬いもので膣内をかき回して欲しい、その思いをぶつけるように、美由紀さんの敏感な突起を軽く食むと、唇で左右に刺激を加えながら舌で先端を小刻みにくすぐり舐める。そして捻りをくわえた指で大量の粘液を溢れさせている膣肉を抉ると、美由紀さんの一番弱い場所を的確に擦りたてる。
「はうぅうぅぅぅ――――ッッッ!!!」
 噴き出した美由紀さんの愛液があたしの顔へ飛び散る。――もう限界だ。何かがはじけ飛んだあたしは細かいテクを使うことをやめて美由紀さんの腰を掴むと、唇を淫裂に吸い付かせて音を立てて溢れる蜜をすすり上げる。肉壷の入り口はビクビクと怯えるように痙攣を繰り返していて、浅いピストンに悩まされたあたしの興奮をぶつけるように舌を突き入れれば悲鳴を上げながら吐淫し、汗だくの裸体をあたしの顔の上でくねらせて恥裂を鼻先へ擦り付けてくる。
「美由紀ちゃんもものすごく感じてるですネ。それじゃ…たくやちゃんに挿れてあげるですネ♪」
「んっ――んんんんんっ〜〜〜〜〜!!!」
 ついに来生の太いものがあたしの割れ目へと突きたてられた。根元まで、二人分の体重が恥丘の膨らみに叩きつけられる衝撃と共に先端が膣の奥深くへ割り入ってきて、そのまま激しい抽挿で蜜がタップリと蓄えられていた膣奥を滅茶苦茶に掻き回しだした。
「んんっ、んむぅ、んっ…んんっ! ん〜〜―――――っ!!!」
 入ってる、来生のが、来生のおチ○チンがあたしのおマ○コに、スゴい、ビクビク震えて、硬くて、熱くて、あたし、イっちゃう、イっちゃううううぅぅぅ!!
 ケイトから開放された来生は獣のようにあたしの膣内を犯していた。腰を掴み、愛液が飛沫くほど収縮しているヴァギナを大きなストロークで刺し貫き、全身の筋肉を収縮させて背を反り返らせるあたしの膣奥へ執拗なまでに先端を擦り当ててくる。
 それだけでもう、あたしは何度も登りつめそうになっていた。―――けれどそこへ、乳房を揉みしだき、汗の浮いたお腹を舐め上げる愛撫が加わった。来生を解放したケイトがあたしの上へ、美由紀さんに抱きつくようにまたがり、乳房を揉みながら濡れている自分の股間をあたしへ擦りつけて来ているのだ。
「ケイトだけ仲間はずれはひどいですネ……みんな一緒に、ケイトも一緒に行きたいですネ……♪」
 も…もう……だめ、なにも…考えられない……ケイト…美由紀さん……
 あたしの名前を何度も呼びながら来生のペ○スが内側へ向けて収縮して行くおマ○コを貫いている。その衝撃が全身に走るたびに大きな乳房を重たげに震わせながら、あたしは無意識に左手でケイトの下半身を引き寄せると、大きなお尻に指を食い込ませ、偶然触れてしまった小さなアナルへ中指をググッと押し込んでしまう。
「キャフゥン! そ、そこ、汚いですネ、ダメですネ、ケ…ケイトは…そこ、弱いんですネ…ンッ!!」
「ケイト…ねぇ……キス…んっ……」
「美由紀ちゃん…んムゥ……ハァぁぁぁ……みんな、みんなおかしくなっちゃうですネ……ンッ、ンンンッ!!」
 肩越しに後ろへと振り返り、金色の髪に指を絡めてお互いの唇を貪りあうケイトと美由紀さん。ケイトの両手は美由紀さんの重たげな乳房を下から掬い上げ、あたしが来生に突き上げられるリズムに合わせて力強く揉み、左右の乳首を同時に捻り上げる。
「あっあああああああ―――――――!!!」
 絶叫を上げ、腰を振るわせる美由紀さん。けれどあたしだって同じだ。来生に肉壷をかき回され、押し広げられたあたしの意識は半ば飛びかけていた。一突きごとにグチャグチャと恥ずかしい音が響き、美由紀さんのおマ○コに口を塞がれ叫べない代わりに両足を着すぎの腰に絡みつかせて強く自分のおマ○コへ引き寄せる。
「んんっ、んんんぅんんんんんっ!!!」
 あたしの全身から大量の汗が噴出していた。着すぎのペ○スの衝撃が子宮にまで伝わり、美由紀さんとケイトを体の上に乗せたまま柔らかさを帯びた女の体を何度もベッドの上でヴァンプさせる。チ○ポを涎を流してくわえ込んだ恥丘を激しく揺すりたて、あんなに抱かれたくなかったクラスメートを今では考えなしに絶頂に追い込み、中に…あたしのおマ○コに射精されたがっている。
 そして同時に、あたしは美由紀さんの中へ差し入れた舌をさらに押し込んだ。ケイトのアナルへ突き入れた指で腸壁を擦り、あたしの上で抱き合う二人の女友達を容赦なく責め立てる。
「あい、相原、くん……だめ、私…やあ、あっ、あ…やぁああぁぁぁああああっ!! イく、イく、あ…相原くぅ〜〜〜ん!!!」
「ケイトも、ケイトもクる、キちゃうですネ!! たくやちゃん、ダメですネ、アナルは…ンンッ!…オッケーですネ、たくやちゃんなら、ケイト、ケイト、ハウッ! アアアッ! アッ、アッ、アアアアアアアアアッ!!!」
「相原ぁ、相原ぁ、相原あぁぁぁ!! 出る、出る出る出る、中に、このまま、あううううっ!!!」
「ん―――――――――――――――――――――――――――ッッッ!!!!!」
 イくッ、イくッ、あたし、みんなに犯されて、美由紀さんに…ケイトに…おっきな…おチ○チン……ああん、あああああんっ♪ もういいの、なんでも、みんな一緒なら、あたし、イく、イクイクイクイクイッ…アあっ、あん、ああん、ああッあああああああああっ!!!!!
 初めてにしては十分持った来生のペ○スは限界にまで膨れ上がると勢いよくあたしの膣内へ精液を噴出した。それを拒むどころか、むしろ喜ぶようにヴァギナを締め付け、一滴でも多くの熱い白濁を絞り上げながら、あたしの顔にもまた、糸を引くほどの粘液が美由紀さんの膣口から放たれていた。そして、うっとりと脱力しきったケイトに背中を押されるように、あたしの頭上の壁へ両手を突くと、大きな乳房の膨らみ、その先端から伝い落ちた汗の雫をぽたぽた滴らせる。
 ………熱い。
 狭いベッドの上に、ケイトが、そして美由紀さんが順に倒れこむ。来生はと言うと、初体験と言うこともあってか、その気持ちよさに腰が抜けてしまい、床に座り込んで課題の問題集が山積みになったテーブルに背中を預けている。
 あたしの全身はどこもかしこもヌルヌルだった。ケイトさんや美由紀さんに浴びせられた愛液や、おマ○コの中には来生のが……
「な、なあ相原……もう一回いいか?」
「………え? 来生……もう回復したの?」
「し、仕方ないだろ。目の前に裸の女が三人もいるんだから。お、俺だってさ…その……
 そういえば……精力剤飲んでたんだっけ、こいつ……
 けど、次に挿れてもらうのは美由紀さんだ。そしてその次はケイト……順番は守らなきゃいけないと思うんだけど……
「これ以上はだめよ」
 やっぱり……目を覚ました美由紀さんはあたしをかばうように、そして同時に大きな膨らみをあたしの体へ押し付けるように覆いかぶさってくる。そしてケイトも気だるそうに体を起こし始めていた。
「相原君とエッチするのは私なんだから。ねえ……今度は舐め合いっこしようか」
 ………はい? えっと……なんか趣旨が違ってません? たしか来生とエッチして宿題をさせようとかそういう話だったんじゃ……
「あ〜、ズルいですネズルいですネ。たくやちゃんと次にエッチするのはケイトですネ! 今度はケイトがたくやちゃんにペロペロしてもらうんですネ♪」
「ちょっと……二人とも、いつの間にそんな両性愛者になってたっけ? 来生があっちで目を丸くしてるんだけど」
「あら? 私は相原君だから身も心も許してるんだけど? ね、ケイト」
「そうですネ♪ 男の子でも女の子でも、ケイトはたくやちゃんが大好きですネ♪」
 それは嬉しいんだけど……」
「じゃあ……来生はどうするの?」
「それはもちろん……」
「みんな一緒に楽しむ方が楽しくて、気持ちいいですネ♪」
「だから来生君、頑張って私たちを気持ちよくしてね♪」
 つまり……来生はバイブ扱いか……ま、みんなで気持ちよくなるのはそれはそれでありだろうし……
「しょうがない。今日は出血大サービスってことで……いっぱい出してね♪」





 そんなこんなで、その日は四人の中心位置から動く事を許されず、一番イかされたあたしだけど、始業式の日には来生が全部終わった問題集を持ってきてくれたので感謝感謝だ。―――ただ、来生があの日からなんとなくやせ細ったように見えるんだけど……女三人相手はさすがにキツかったか。
 ともあれ、これで先生に怒られずにすむし、休み明けの補習に行かなくていい。―――と、喜んだのもつかの間……
「は〜い、それじゃあ三人は補習に参加する事、決定〜〜〜」
 あたしとケイトと別のクラスの美由紀さんまでもが一緒に職員室に呼び出され、補習参加を命じられたのであった。
「そんな、なんで、どうしてあたしたちが補習に出なくちゃいけないんですか!? 大村先生、何でぇ〜〜〜!?」
「私たち、ちゃんと課題は提出しましたよ。みんなで頑張ったもの、ね、ケイト?」
「そうですネ。ケイト、たくやちゃんと美由紀ちゃんと一緒に一生懸命頑張ったですネ!」
「理由を説明してください。そうじゃなきゃ大村先生の命令だからって補習なんかボイコットしますからね!」
「理由…ねぇ……本当に心当たりが無いの?」
 うっ……そうズバッと言われると答えにくいんですけど……
「実はね〜、相原さんたちの課題を採点してたらどうもおかしいのよ。なんとほとんどの教科で全問正解なんだもの」
「全問……」
「中にはものすごく難しい問題もあったのに、完っ璧に答えが書いてあるの。しかもあなたたち三人、誰かの答えとそっくりそのまま、一字一句、筆跡までおんなじなのよ〜。先生、筆跡鑑定するのは初めてだから肩こっちゃった」
「え…えっと……」
 それに対して、あたしたち三人は誰も反論を返すことが出来なかった。
「とゆ〜わけでぇ、お三人様、補習の旅へご案内〜〜〜♪ もしサボったら内申点はおろか、卒業できなくなるからそのつもりでね」
「そんなぁ……ああ……」
 せっかく体を張って頑張ったのに……結局全部無駄だったのね……
「ワ〜イ、たくやちゃんと一緒に補習ですネ♪ 放課後もずっと一緒ですネ♪」
「あ、それもそうね。補習なら一つの教室にみんな集まるわけだし。……私、相原君の隣に座ってもいいかな?」
「もう……好きにでもして……とほほ……」


 今回の教訓―――女の体を使って楽しようとすると、ろくな事にならないな……はぁ……


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