57 - 「同窓会から帰れません」


「弱っちゃったね……一部屋しか空いてないなんて」
「しかもダブルだけどな。同じ部屋になっちゃうけど、どうする?」
 深夜のビジネスホテルのロビーに、あたしと大介の声が響く。
 時間は既に0時過ぎ。
 同窓会に参加して、二次会でカラオケボックスに行って、帰りの電車の方向が同じ大介と一緒に駅まで来てみれば、なんと電車は事故で運休停止。回復の見込みは不明。時間もかなり経過しているようで混乱は収まっており、駅の構内にはベンチで寝ている人などしか残っていない有様だった。
 そこから大慌てだ。
 何しろ帰る足がない。タクシーで帰ろうにも遠くてお金が……それでも家についてから払えるかどうか交渉しようかと思ったけど、タクシー乗り場にタクシーは一台もない上に行列待ちだ。きっと、あたしと大介がタクシーの運転手と交渉する頃には夜が明けていることだろう。
 なので仕方なく、近場のホテルを片っ端から検索する。この際ラブホテルでもどこでもいい。
 でもそれも、出だしで遅れたのが痛い。どこも既に今晩中に帰るのを諦めた人たちが泊まっているため満室ばかり。ラブホテルもダメとかどういうこと!?
 そうこうして1時間以上彷徨い歩き、途中小雨も振り出して弱り目に祟り目。その長い旅路の末に、ようやく見つかった泊まれる場所だ。
 ここを逃すと、もう他に行く場所はない。雨の中で公園に野宿もやだ。検索結果も他にないし、なにより疲れた。もうこれ以上歩きたくない。
「………大介、一晩我慢できる?」
「ナ、ナニヲカナ?」
「あたしのことを襲わないかって聞いてるの。エッチなことをしないって言うんなら……」
 久しぶりにみんなに会えると思ったせいか、あたしは柄にもなくお洒落してきてしまっている。白と水色を基調としたキャミにミニスカでちょっと露出を多めにしながらも可愛い系を狙ったのだけれど、まるで“こうなること”を望んでいたかのような格好を前にして、大介は、
「サ…サスガニ、ジシン、ナイデス………」
「―――そこは嘘でも“我慢できる”って言って欲しかったかな」
 キット大介の頭の中は、この後のあたしとのめくるめく快楽の一夜を想像していっぱいになっているのだろう。目はずっとあたしのオッパイに釘付けだし、股間は明らかに大きく膨らんでるし。
 ―――仕方ないよね、だって大介だもん……
 あたしの唇から諦めの溜め息がこぼれた。
 同窓会でも、あたしの横に陣取ってお尻に手を伸ばしてきてたし、駅への道すがら、偶然を装ってあたしの胸を揉むこと四回。
 あたしの腐れ縁の悪友は……卒業してから何年語ってるのに、やっぱりまだスケベだった。
「しょうがないな、もう」
「ほえ!?」
 驚きの声を上げる大介の腕に自分の腕を絡めたあたしは、そのままフロントさんを待たせているカウンターへ。そして、
「申し訳ありませんけど、一泊お願いします。えっと……シングルでもやっぱり、料金は二人分ですよね?」


 エッチな形と大きさをしているあたしのオッパイを押し付けていたせいだろうか、フロントさん、血走った目で大介を睨み付けてたけど……ま、いっか。


 −*−


「たくやちゃーん、酒とおつまみ買ってきぞ〜」
「あれ、早かったじゃない。んじゃ早速飲も飲も♪」
 時間にして15分ほどだろうか。一度ホテルから外に出てコンビニに行って帰ってきた大介が、部屋に入ってあたしの姿を見るなり言葉を失い、手にした買い物袋を床に落としてしまう。
 ま、それも当然かも……いきなり目の前に湯上りの肌も艶かましく、バスタオル一枚の姿の女性がいたら、たいていはびっくりするだろう。
「な、なんて格好してんだよ!? もしかして誘ってんのか!? そうなのか!? 俺、もうリミット取っ払っちゃうぞ!?」
 小雨に濡れて冷えていた身体を温めているために熱いシャワーを浴びて、ちょうど出てきたところだ。部屋にバスローブも浴衣もないのだから、タオル一枚の格好の何がおかしいのだろう。
「いいじゃない、気にしないの。ほら、早く飲みましょ♪」
「気にしないわけにはいかないっての! あ、待った、袋は俺が持つから!」
 大介が硬直から解ける前に、床に落ちた袋を拾い上げる。
 ―――どれどれ〜、お酒におつまみに唐揚げに〜……なにこれ?
「ア――――――――――――――――――――――――――!!!」
 袋の中に変なものが入っていたので取り出すと、大介が奇声を上げて奪い取ろうとしてくる。それをスルリと躱すと、勢い余って部屋のほうにまで踏み込んだ大介へ振り向きざま、その箱を投げ渡す。
「そんなにあわてなくても良いじゃない。コンドームくらい、気にしないから」
「気にするわ――――――――――――――――――――――――!!!」
「まったく、大介ッたらいくつになっても落ち着きのない……人の胸やお尻をあれだけ撫で回したドスケベ大介はどこ行ったの!? あれぶっちゃけ犯罪だからね!?」
「たくやちゃん、まだ酒が残ってんのか!? 酔ってんだろ!? 性格おかしすぎるぞ!」
「だからそんなのどうだっていいの〜。ほら、二人っきりの三次会よ、あたしみたいな美人と飲めるんだから喜びなさいって。あはは〜♪」
 アルコールが回っている頭の中でお花畑が咲いてるのは否定しない。ついでに言うと「今夜、我慢できない大介に犯されてしまう」のだと思うと、はっきりわかるほどに身体の芯がカ〜ッと熱くなっちゃってる状態だ。
 ―――お風呂場でオナニーしたのにまだ収まらない……心も身体も箍(たが)が外れちゃってるな〜
 今も大介の視線が気になってしまう。
 まるでバスタオル越しに透けて見えているんじゃないかと思うほどに凝視されてしまうと、頭の中が湯だっていくみたいに興奮が昂ぶっていく。窓際に置かれたソファーとテーブルに歩きながらも、バスタオルでキツく締め付けた胸が大きく高鳴って、
 ………ハラリ
 とタオルがほどけてしまい、たわわな胸がプルンとこぼれ出てしまった。
「きゃっ♪」
「ぬおあっ!?」
 手で押さえようとするけれど、その手をすり抜け、バスタオルは床に舞い落ちる。……けど、まあ、いっか。この後どうせ脱ぐんだし。
「良くないだろ!? おおおお俺、今にも正気が吹っ飛びそうなんだけど!? うあああああ、マジいい尻だァ!」
「そんなに見たくない? んじゃ隠そっか?」
「是非そのままでいてください! ハァ! ハァ! ハァ!」
「いや〜ん、大介ったら息荒すぎぃ♪」
 女体化して随分経つあたしの裸体に、大介が目を血走らせ、股間を押さえて腰を引く。頭ではあたしが男だと分かっていても、性欲が抑えられないのだろう。
「もしかして大介くん……どーてー?」
「ど、童貞ちゃうわ! け、経験ぐらい、あるに決まってんだろ!!!」
 ―――ふ〜ん……妙に動揺しまくってるけどホントかな? ま、そのあたりのことは一晩かけて聞かせてもらいますか♪
 あたふたしている大介に意味ありげに笑みを向けてから、買い物袋の中身をテーブルの上へ広げていく。
 ―――お酒におつまみ、から揚げ、精力ドリンク……を何本買ってきてるんのよ。男性用ってあたしにも効果あるのかな?
 あたしの座ったソファーの正面の席に座る大介は、未だ股間を両手で押さえている。今にも暴発しそうといわんばかりの格好に、もう何本も飲んできたんだろうな〜と想像をめぐらせながら、自分用の缶のお酒のプルタブを引く。
「それじゃ大介、今日は朝まで飲むわよ、かんぱ〜〜〜〜い♪」
「朝まで……ですか……とほほ………」
 缶を突き出すと、大介も残念そうな顔をしてビールの缶を当ててくる。
 何をそんなにしょぼくれてるんだか……あたしは口に含んだ押さえをノドの奥へ流し込むと、ビールをちびちびすすっている大介の股間へと、テーブルの下から足を伸ばし、指先を押し付ける。
「ふおあ!?」
「ふふふ……だ・い・す・け♪ してくれないのぉ? あたし、待ってるんだよ?」
 足の裏に大介の熱いのとかビクビクしてるのとか伝わってきて……もう、たまらなくなってきちゃった。あたしの足をどうにかしようとソファーに座って腰をゆすっている大介の前で、あたしは自分の指を口に含んでネットリと嘗め回すと、ぬるぬるの粘膜を覗かせている陰唇にあてがい、ズリュッと膣口の奥へと押し入れた。
「んぁあぁぁぁ……♪ 大介ってば、軽く触るばっかりで、そこから先には手を出してくれないんだもん。ほら、おマ○コがグショグショいってるのが聞こえるでしょ? 大介のこと、待ってるんだよ?」
「だ…だったら、俺は、うォおおおおおおおおおおおおおおッ!!!」
 いきなり大介がビール缶を煽り、一気に飲み干してしまう。そしておもむろに立ち上がると、引きちぎらんばかりの勢いで服を脱ぎ捨て、いきり立ちすぎて腹筋に触れるまでに反り返ったおチ○チンを露わにした。
 ―――ああぁ……大介のくせに……あんなスゴいの………
 反り返るソレを見て股間の奥がうごめくのを感じながら、あたしはお酒を口に含んでから大介と同じように立ち上がる。そして、
「ん……んんっ……ハァ……んむゥ〜………♪」
 大介の首へ腕を回し、口の中で唾液と混ざり合ったお酒を唇から流し込む。ネットリと絡み合う唇の隙間からお酒が溢れてあたしのオッパイに滴り落ち、アルコールの臭いを肌へまとわりつかせると、あたしは期待に満ちた眼差しを向けながらゆっくりと大介から離れる。
「んふふ……♪ こんなにいやらしい女の子、めったにいないんだからね?」
 口に含んだ押さえをごくっとの度を鳴らして大介が飲み干している間に、あたしはソファーの背もたれに手を突き、お知りを後ろへ突き出して、
「んああああぁ……大介の、は…入って、はいって、んはぁあああぁぁぁぁぁ!!!」
 張りのあるお尻を揺すって誘惑するよりも先に、大介のカリの張り出した肉棒が先端をグジュッとあたしのアソコへ押し付け、キュンキュン収縮しているおマ○コへ強引に捻じ込まれてきた。
 ―――大介の、大介のチ○ポが、あたしの膣内に挿入(はい)ってきたぁ! 硬くて、熱くて、おマ○コが持ってかれちゃうゥぅぅ!!!
 バシンッバシンッバシンッバシンッバシンッバシンッバシンッバシンッバシンッバシンッバシンッ!!!
「これが! 夢にまで見たたくやちゃんのおマ○コ! ついに、俺は挿れたんだ! 気持ち、よすぎて、頭が沸騰するゥ!!!」
「んああああああっ! ダメェ! そんなに激しく、されたら、イっちゃう、ふぁ、ふぁああああああああああああああああああああああああああ!!!」
 狭いあたしのおマ○コが大介の肉棒に押し広げられ、奥まで犯されるたびに、揺さぶられる子宮の奥から大量の愛液が溢れ出し、結合部から飛沫を撒き散らす。
 もう、呼吸すら出来ないほどの荒々しいピストン。あまりの息苦しさに思わず腰を引けば、大介は両手であたしの腰を抱え込んできて、より力強く突き込まれる結果に、。……ダメ、あたしの頭の先にまで意識が吹き飛ぶほどの快感が突き抜けて、イっちゃう、大介相手に、イ…イかされちゃうゥ……!!!
「あ…あへ……き、気持ち、よすぎる、ヌルグチョのマ○コが、ヤベッ、が…我慢、えきねェ……!!!」
「んあっ! ああっ、そんなっ! んあああっ! だい…すけ……なかで、おマ○コで、チ○チン、おっきくしないでぇ! 声、出ちゃう、恥ずかしいのに、やだ、もう、バカぁあああああっ!!!」
 もっと乱暴に犯されたこともある。
 もっと太い肉棒を捻じ込まれたこともある。
 もっと上手い人にイき狂わされたことだって……それなのに、
 ―――なんで大介とのSEXに、こんなに感じちゃってるのよぉ! 下手なのに、バカなのに、あたし、スゴく興奮しちゃって、背筋がゾクゾクして、もう、もう、抑えられないのにぃ〜〜〜!!!
 お酒によってエッチしてるからなのか、力強く子宮を突き上げられると、とめどなく愛液が溢れ出し、ビクビク脈を打ってる大介のおチ○チンをキツくキツく締め上げてしまう。
 ―――もう、お願い、このまま、中に、あたしのおマ○コにザーメン全部ぶちまけてぇぇぇぇぇ!!!
 目の前に火花が散って、視界が時折真っ白になる。
 股間の真下には、まるでオシッコを漏らしたかのように絨毯にシミが出来ていて、腰を打ち付けられるたびにシミは濃く、大きくなっていく。
 Gカップの乳房を大きく弾ませ、背中を仰け反らせる。絶頂はもうすぐそこ。小さな細波のように次々と押し寄せる快感に涙をにじませながら、膣内をかきむしるカリ窪を締め上げていると、
「たくやちゃん、ごめん!」
 いきなりズボッとおチ○チンが引き抜かれると、肩を掴まれてクルッと後ろを向かされると、そのまま一人がけのソファーへと押し倒された。
 ―――矢田……こんなところで、やめないでよ……イってたのに……あと、もう少しで、思いっきりイきそうだったのにィ……!!!
 短く荒い呼吸を繰り返し、おマ○コを引く引く震わせるあたしの前で、まだ手をつけていないおつまみやお酒を乗せたテーブルを、大介が壁際に押し込む。そしてポタポタ滴るほど愛液をまとわり付かせたおチ○チンを見せ付けるようにあたしの前へ立つと、
「悪い、俺、早く、マ○コに、早く、俺……ッ!!!」
「もう……そう言うことなら先にちゃんと言いなさいよ……」
「だから、謝ったじゃねえか!」
 もう今にも爆発しそうなのを懸命にこらえている大介の顔を見てしまうと、悪いとは思いつつも込みあがる笑いをどうにもできない。小さく唇を微笑ませると、あたしは内股がびしょ濡れになった両膝をソファーの手すりに乗せ、アクメ寸前でイヤらしい汁がいっぱい詰まったおマ○コ穴をお尻から回した両手でクパァ…と開いてみせた。
「大介……きて♪」
「うォおおおお大オオ大おお大おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「んあああああっ! もっと、抱きしめて! ぎゅって、いっぱい、んんっ! く、んふっ、ああァ、だ、大介、大介ぇぇぇ!!!」
 大尉を後ろから前に変え、愛液でドロドロになったおマ○コに大介のおチ○チンが再び荒々しく捻じ込まれる。
 キュンキュンに緊縮している膣口を無理やりこじ開けられ、太い肉棒を根元まで押し込まれると、まるで口から先端が押し出されてしまいそうな圧迫感に裸体が打ち震え、下がりかけたテンションがみるみる急上昇してしまう。
「ッあ、ハァ! ハァ! んッ、あァ、ああッ、んアあああっ!!!」
 唇が奪われ、喘ぐ口内へ大量の唾液が流し込まれる。もう呼吸もまともに出来ないのに唾なんて飲めるはずもない。それなのにあたしは自分から舌を絡め合わせ、抱き合うあたしたちの身体の間でイヤらしくたわむ胸元に混ざり合った二人分のよだれを滴り落とした。
 ―――大介に、大介なんかに、あっ! やっ! ダメ、頭のなか、おかしくなっちゃうゥ!!!
 強弱も何もあったものじゃない。完全に暴走状態の大介は、ギラギラした目であたしを見つめ、猛然と激しいストロークを繰り返し、爆発寸前の肉棒で膣奥を抉ってくる。
 ―――そん、なに、気持ちいいの? あたしたち、友達、なのに、男って、知ってるくせに、女の、あたしが、そんなに好き? 大介の……バカ、馬鹿ッ! ばかぁあぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!
 股間から湿った抽送音が響くほどに、限界を超えた快感がさらに昂ぶり、息が詰まるほどの衝撃に意識が揺さぶられる。
 ずっと友達だと思っていた大介に乱暴に犯されているのに、おマ○コはキュンキュン収縮して、捻じ込まれてくる肉棒を締め上げてしまっている。
 おへそにまで濃密な愛液が飛び散っていて、胸の膨らみも汗と唾液でベトベトだ。友達としての一線を踏み越えてしまったあたしたちは、そんな身体を擦り合わせてお互いの肌にお互いの臭いを擦りつけ、それでもまだ足りないといわんばかりにおマ○コからは愛液が大量の愛液が迸っていた。
 ―――気持ち、よく、なりすぎてるゥ! 大介に、犯されて、大介に、イく、イっちゃう、お腹、熱い、熱いのが、キちゃう、アア、ンァああああああああああああああああああああああああああああッ!!!
 酔った勢いとはいえ、大介相手にイかされたくなんて……どうしてSEXなんか始めたのかも分からなくなるほどに犯し抜かれたあたしは、両脚をつま先まで一直線に伸ばし、ソファーの上で全身を跳ね上げるように大きく背中を反り返らせた。
 ―――でも……なんで大介イってないのよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
 自分でも信じられないぐらいのオルガズムを迎え、あたしは全身をガクガク打ち震わせながらおマ○コの奥でマグマのように煮えたぎっていた絶頂汁を一気に噴出までしちゃっていた。
 だというのに、大介がまだイってない。出してない。今頃スパートをかけ、イき狂っているあたしの子宮へ容赦なく亀頭をたたきつけてくる。
「た、たくや、チャン、おれ、モウ、お…うおおおおおおおおおっ!!!」
「ふあっ……! らめ、はや、く…ゥ! んあっ! ああっ! クうゥ! らい、ひゅけぇ! あたひィィィ………!!!」
 もう堰き止めきれない快感の奔流。
 唇が戦慄き、目を見開き、おマ○コがペ○スを咥えて離さない。だというのに大介はがむしゃらに大きく腰を引き、おマ○コに、子宮に、あたしが孕んじゃうかもしれない場所へと肉棒を突きこんでくる。
「―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――ッッッ!!!」
 ………大、介、ェ!!!
 背もたれの一番上で、あたしの頭が何度も跳ね回る。
 ほんの数秒、もしかすると数分、ひょっとしたら何時間も、先に昇りつめてしまったあたしの膣内が、一気に熱いもので埋め満たされる。
 大介がイった……ドロドロに煮えたぎった精液があたしの子宮内の隅々にまで広がり、当の本人はアゴの先端から汗の雫を滴らせ、プルプルと感極まっていた。
 ―――ゴプッ、ゴプ、どぷん……!
 あたしがやっと一息吸えた時になっても、まだ大介のペ○スは脈打ち、精液を注ぎ込んできていた。
 お尻の下は、結合部から溢れ出した大量の愛液と精液で洪水状態だけど、あたしも、大介も、今はこの快感を心行くまで味わうことから逃れられない。
「ふふ………♪」
 身体が硬直から解放されると、脱力しきって重たくなった両腕で大介を強く抱きしめ、腰に脚を絡めてイったばかりのおチ○チンを深く深く咥え込む。
「ふお……っ!?」
「ぁ………♪」
 あたしの手が大介の背中を這い、胸で、お腹で、腰で、湿った肌を擦りあわせる。
 過敏になっている肌同士での緩やかなスキンシップは、大介もお気に召したのだろう、精液をすべて吐き出したはずの肉棒があたしの膣内でムクムクと大きくなり、まだ震えの収まらない子宮の入り口に密着したままビュクッと白濁液の残滓を迸らせた。
「たくや、ちゃん……!」
「んっ……♪ んんぅ………♪」
 どれくらいそうしていただろうか……先ほどまでと打って変わったまったりとした空気の中で、不意に大介が小さく呻き、肉棒を震わせた。
「はァ………今度は、あたしの勝ち………♪」
 一度目で出しすぎたせいか、休憩不十分の、それでもいつの間にかガチガチに硬くなっていた肉棒は、わずかばかりとはいえ勢いよく二度目の精液をあたしの胎内へと注ぎ込む。
「お……アへっ………うおぉ………!」
「んっ……ちょっと、休もっか………♪」
 口付けを交わし、そう囁く。そんなあたしの小さな声に、まるでロボットのようにカクカクうなづいた大介は、抜かずの二発で少しの刺激でも感じすぎるのだろう、あたしの膣内からゆっくりと肉棒を引き抜き、よろけるようにして後ろにあった元いたソファーへと崩れ落ちた。
「は…ひ……ふへほぉ〜……」
「な〜に言ってんのよ、このバカ。まったくもう……あんな童貞丸出しのエッチしといて」
「あう……ば、バレましたか?」
「モロバレにきまってるでしょ。経験済みなら、もうちょっと余裕があるわよ。しかも自分本位で自分が気持ちよくなることしか考えてなくて……評価はサイテー。恋人とホテルに入っても、途中でビンタされて振られて慰謝料請求さるんじゃない?」
「そ、そこまで……」
「………ま、相手があたしじゃなかったらね♪」
 微笑みつきで嬉しい事を言ってあげたのに、落ち込んだ大介、聞いてないし……
 まあいっか。ともあれ激しいSEXをしたせいで、唾液を飲まされたけどノドが乾いて仕方がない。壁際に追いやられたテーブルの上へ手を伸ばし、温くなりかけたお酒を手に取り、半分以上残っていた中身を一気に飲み干した。
「そういえば、コンドーム使わなかったわね」
「ふぐあァ!?」
「避妊は男の最低限のルールじゃない?」
「わ、悪かったよォ! 俺が悪かったよォ! 許してくださいぃぃぃ!!!」
「ん〜……」
 頭を抱える大介だけど……許す気は、ないかな?
 あたしが目の前に来ても後悔ばかりして気づきもしない馬鹿。そんな馬鹿の頬を手で挟んで顔を上げさせると、あたしは飛び切り濃厚に唇を押し付ける。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!?!?」
 口移しで流し込むのは、始める前に飲む暇さえなかった精力ドリンク。高いやつなのだろうか、酷い味なのに口に含んだだけで心臓の鼓動が跳ね上がって抑えきれない。
「ひはっ!?!?!?!?」
 目の前で揺れるおっぱいが一番の精力剤なのだろうか。攻守逆転、今度はソファーに座った大介の顔の前でボリューム満点のたわわな膨らみを揺らしてあげると、手を伸ばした先の股間で三度おチ○チンがそそり立っていた。
「ふふふ……まだ終わらせないからね?」
 大き目のソファーでよかった。あたしは手すりと大介の身体の間へ足を入れ、屹立した肉棒の上へまたがり、腰をゆっくりと下ろしていく。
 そして太いおチ○チンに膣口を押し広げられ……そこから三連敗。
 ソファーも床も、いろんな液体でびしょ濡れだ。たぶん、あたしのオシッコも混じってるし……最後に大介がしごき上げる肉棒から顔中に浴びせかけられたザーメンのぬくもりを感じながら、ふと、ある疑問が脳裏をよぎる。


 ―――恋愛だけじゃなくて、SEXも先にイったほうが負けなのかな……


 −*−


 午前三時。

「ああああ……イ…くゥ……あああ、イっちゃう、お尻で、ああ、んァああああああああああああああッ!!!」
 浴室の壁に手をつき、深々と抉られたアナルの奥に大量のザーメンが迸った。
 突き入れられているのは、もちろん大介のおチ○チン。
 寝る前にザーメンにまみれた肌を洗い流してからと思ってトイレと一緒になった狭いユニットバスでシャワーを浴びてると、鍵をかけ忘れたせいで大介に乱入されて……
 ―――うん、実は期待してました。わざと鍵をかけませんでした。外で聞き耳を立ててるのにも気づいてて、「うふん♪ あはん♪ 大介ぇ〜♪」と、ワザとらしく甘く喘ぎながらオナニーまでしちゃいました。
 さらに告白すると、アナルSEXに誘導したのもあたしだったり……初心者さんはバックで挿れるのがうまくいかずにお尻の谷間に太いのを擦りつけて来たから、つい……今は満足してる。反省はしてない。
「ふはあぁ………この締りの良さ、癖になるかも………」
「ふぅん、良かったわね、これで男の人も性愛対象に出来るじゃない」
「………それはない。いくらなんでもそれだけは」
「ふふふ、冗談よ♪」
 お尻の穴でつながったまま身体を起こし、肩越しにキス。……なんか甘酸っぱくて、顔が熱くなります。
 ここからはちょっとサービス。一人が入るのもやっとの浴槽に二人して立って入ると、大介を浴槽の縁に座らせ、いろんな汁が滴るほど汚れきっているおチ○チンをシャワーで洗い流す。
「おっ!?」
 それから石鹸を泡立て、先っぽからお尻の穴までシワの一本一本、カリ首の裏まで粗い上げ、磨き上げ、扱きたてる。
「ぬおおおおおおっ!? たくやちゃん、タンマ、出る、出ちまうってぇぇぇ!!!」
 男の感じる場所ならお手の物だ。シャワーで泡を洗い流すと、汁のにじんだ先っぽを舌先でくすぐり、唇を亀頭にかぶせ、裏筋を丹念のなめ上げる。そのまま根元までくわえ込んで先端をノド奥で締め上げると………んんっ、あたしのほうも感じてきちゃった。自分でして欲しかったエッチなフェラをしてあげてるせいかな………
 そして身体を起こすと、はちきれんばかりに張り詰めた乳房でそそり立つモノを挟み込む。
「ぱ、パイズリまで……マジで!?」
 ずっと大介の熱い視線を浴びてきた膨らみを、真ん中に脈打つ肉棒を挟んだまま上下左右にこね合わせ、時折強く押し付けて先端から根元へとずり降ろす。
「お、おっぱい、やわらけェ! もう、出、射精しそ、うお、あっ、お、おっぱいで、出す、イく、ふうううううっ!!!」
 ―――んんんゥ!………ん、もう……こんなに顔とオッパイに粘々したのをぶちまけて……あ……まぶたの上から…垂れて……んあぁ………
 精力剤が効きすぎてるんじゃないだろうかと思うほどの大量顔射を受けると……またも攻守交替。今度はあたしが浴槽の縁に座らされ、しゃがみこんだ大介の顔の前で脚を開く。
「そんなにじっくり見ないでよ……こんなにザーメンたらしてるとこ見られるの、スゴく恥ずかしいのにぃ……♪」
 うん、だからじっくり見てもらおう。パックリ開いて、クリの包皮も向いて、大介にドロドロになるほど種付けされたおマ○コとアナルを……これからじっくりねっとり洗ってもらうんだと思うと、あ、やだ、イきそ、まだ何もされてないのにぃ……!


 ―――この後、滅茶苦茶もてあそばれました。


 −*−


 午前四時半。

「ねえ大介、もう寝ちゃう? それとも……する?」
 先に浴室から出て、ダブルのベッドの上で寝落ち仕掛けていた大介に呼びかけながら、あたしは身体に巻きつけていたバスタオルをほどき、左右へ大きく広げた。
 もう母乳を噴いてもおかしくないほど膨らんだ乳房に、大介自身の手で精液を掻き出され、それ以上に浴室で膣内射精されたおマ○コ。だからもう一度洗いなおして磨き上げてきた裸体の全てを曝け出すと、大介は目を見開いて跳ね起き、大慌てでテーブルの上に残っていた残りの精力財を全部飲み干した。
「た、たくやちゃん! 大好きだ! もう寝かさねーからな! エロいオッパイしやがって! 全部、全部エロいことしてSEXしてSEXだぁあああああっ!」
「いいわよ。でもね……その前に、あたしのことを『好き』って言える?」
 さっきまで大介が横たわっていた場所に座ると、あたしは開脚して大介に手を伸ばす。………犬のように飛びついてきました。
 ―――ズチュ! グチュ! ズチュウウウウウウウウッ!!!
「んんんっ! いい、大介のおチ○チン、気持ちいい、イイとこに、当たるのォ♪ んァあああああああああっ!」
「なんでこんなエロい女になったんだ!? くそ、こんなことなら、俺、もっと早くに……!!!」
「だって、したかったんだもん、大介とおマ○コしたかったんだもん! だからもっとイって! イかせて! あたしのおマ○コに出していいからぁ♪」
「もう、出そうだ! 思いっきり、膣出ししてやるからな!」
「きて! もっと、おマ○コの奥に! ああっ、あああッ、イッくゥうぅぅぅ~~~~~~~~~~~~〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 身体の上で二つの膨らみを激しく震わせながら、仰け反るようにしてイき果てる。胎内の一番深い場所で精液を受け止めていると、力の抜けた大介があたしの上へ覆いかぶさってくる。
「はあぁ……だいすけ…いっぱぃ………まだ……こんな…にぃ………♪」
「へ…へへへ……たくやちゃんのおマ○コ…最高だァ……まだまだ……寝かせないからなァ………!」
「ん……♪ じゃ、少し休んでて。あたしがすぐに元気にしてあげるから……♪」
「え……ッ!?」
 大介の身体をベッドの上で仰向けに横たえると、あたしは髪を掻きあげながら大介の股間へ顔を寄せる。
そして先ほどまであたしの膣内(なか)に入っていた怒張を口いっぱいに頬張った。
「ふゥオオオオオオオオオオオッ!?」
「んんっ……このおチ○チンに……何度もイかされちゃった……大介の…エッチな味がする……んっ……♪」
「ま、待て、そんなに吸われたら、あへッ……ふおっ!? そんなとこまで……ぬおあおっ!?」
「あんっ♪ もうこんなにおっきくして……いいよ、全部してあげる。あたしを気持ちよくしてくれた分……あたしが気持ちよくしてあげるから……♪」
「くああああァ……! 腰使い、エロすぎで……そんなに、動かれたら、うお、おおおっ!?」
「んんっ、はぁぁ……大介のおチ○チンが、おマ○コの奥に当たるのぉ……♪ いい、おマ○コの中、グチャグチャしてて、いいの、熱くて、溶けちゃうぅ〜……♪」


 −*−


 午前五時。

「ああっ、大介、お尻は、いい、お尻、好きぃ! 熱いの、キちゃうォ! ちょうだい、熱いの、ああ、
いッ、イク、イクゥ! あああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!」


 −*−


 午前六時

「はぁ…んあぁ……♪ これ以上されたら……もう……壊れちゃうよぉ……でも…まだ出来るよね……うん…あたし……大介の“オンナ”にされちゃったかも……♪」


 −*−


 午前七時

「大介ったら……避妊もせずにこんなに膣出しして……ふふふ……♪ 妊娠……しちゃうかも……大介との……赤ちゃん……かぁ………ん……いいよ……ね…………」














 −*−


『た、たくや、どうしたの、こんな時間に……ひゃ、ひゃうゥ! だ、ダメぇ、いま…で、電話…してるの、ダメ、んぁあぁぁぁ!』
『いいじゃん、相手にも聞かせてやれば。相手、たくやちゃんだろ? 聞かせてやれよ、俺のチ○ポでどんだけ感じてるとかさ!』
『やあん、あっ…ダメ、そこ、ふぁああああああああっ! 太いの、太すぎるのォ! おマ○コに、ズブズブ、入ってきてるぅ……! ああ、あはン、たくやぁぁぁ………!!!』
 電話の向こうから、バシンバシンと肌のぶつかり合う音が聞こえてくる。そしてそれに絡みつくような粘り気のある音も。
『ほらほら、お口がお留守だよ?』
『んむゥ!? ん〜っ! んんっ、んむぅうううッ!!!』
 激しく犯されながら、別の男のペ○スが明日香のノドの奥に捻じ込まれた。
 息苦しさに咽びながらも、上下の穴を同時に責め立てられた明日香の声は、徐々に感極まっていく。
『ウおォ! すっげェ締まり……学園のアイドルのマ○コが、俺のチ○ポをしごいて……!』
『たくやちゃん、悪いね、明日香ちゃんエロエロで、吸われすぎて俺のチ○ポが引っこ抜かれそうだ! うお、おおおッ!』
 ―――プチッ


 時計をもう一度確認する。
 午前十時。
 ―――いやー、さすがに終わってると思ったんだけどね、明日香のほうも。
 まさかこの時間になっても、真っ最中だとは思いもしませんでした。
 昨日の事故でまだ電車のダイヤが乱れてるようなので、明日香の車に乗せてもらおうと思って電話をかけたら思わぬものを聞かされてしまった。
 ―――タフだ。二次会の後から何時間ぶっ通し? いや、途中で寝て、起きてまたヤってるかもしれない。何せあっちは男三人。明日香一人に対して交代でお楽しみだったんだ。きっとそうだ。そうに違いない。
 確か男たちの中には結婚してたのも混ざってたと思うんだけど、その辺は大丈夫だったのか。
 ―――けどまあ、同窓会で久しぶりに顔を合わせたクラスメートとの、一晩限りの関係だし……不倫で痴情のもつれで刃傷沙汰とかにならないよね? ね?
 けどまあ明日香の新恋人探し、絶好調のようです。でも幼馴染の元・恋人としては色々心配で、嫉妬もしちゃってますけれど。
 ―――しっかし、頭痛い。大介とエッチしたのは、なんというか……この部屋の“惨状”を見れば分かるんだけど……
 宿泊中、いったい何度目のシャワーだろうか。熱いシャワーを浴びて何とか意識をはっきりさせたものの、散乱した服と部屋のみの跡、ザーメンまみれシワまみれのシーツ、そしてベッドのど真ん中で痩せこけている大介……明らかに常軌を逸した“悪友”の衰弱ぶりに、「ついにヤってしまった」と思う以前に「なにやったの!?」と様々な不安が込みあがってくる。
「ぇへへ……たくやひゃんの……おっぱぃ………♪」
「ええい、エアオッパイを揉みしだくな!!!」
「ふぐおっ!?」
 一応あたしの身なりはOK。白目を向いてる大介をベッドから引き摺り下ろして服を投げつけ準備させ、生々しくSEXの痕跡が残る部屋を逃げ出すように後にする。


「すみません、チェックアウトをお願いします」
「………サクバンハ、オタノシミダッタヨウデスネ」
 ―――あはははは、フロントさん、嫉妬と怒りを隠しきれてないですよ。
 ちなみに嫉妬全開の視線を向けられている大介は、歩く屍といった状態だ。横であたしが引っ張って支えてないと、倒れかねない。
 息はしてる、一応。
 ちょっとオッパイ見せたら元気になった、一部。
 でも一晩で体重が半分になったんじゃないかというやつれっぷりだ。
 ていうか、あたしはまだ元気っていうのがおかしすぎる。まあ膝も腰もガタガタではあるけど歩けないほどじゃないし。……ホントに昨晩、何があったの?
 ―――それよりも早くチェックアウトをしよう。電車のダイヤの混乱、まだ収まってないし。
 代替のバスも出ているそうだけど、早く駅まで行って確認しないと、帰宅するのがいつになるやら。
 そんなわけで「あいつあんな美人と…」「モゲちまえばいいんだ、糞」「俺なんてダブルベッドで男と寝たんだ…ははは…」と怨嗟の声があちこちから聞こえてくるロビーをとっとと抜けて、フラフラの大介を引っ張って外に出る。
 でも、駅まではかなり距離がある。さすがに大介を引っ張ってその距離を歩くのは無理だろうな〜とか考えていると、
「そこ……みぎ……近道………」
「あ、大介起きたんだ」
「ふっ……押し付けられた…おっぱいの感触が…気持ちよゲホォ!」
「起きたんならとっとと歩けェ!!!」
 照れ隠しの意味合いもこめて、膝で蹴る。みぞおちに入ったけど、謝ってなんかやらないんだから、フンッ!
 ともあれ、復活した大介と連れ立って指示された近道を抜ける。いつの間に調べていたのだろうかと疑問に思ったけれど、その答えもすぐに分かった。
「ここ、ラブホ……」
 昨日、泊まる場所を探してたとき、もうラブホでもいいからと調べたっけ……そんなことを思い返しながら、ここに誘導された意味に気づいたあたしの横で、いつの間に手に入れたんだろうか、マムシドリンクを一気に三本開けた大介が一気に復活した。
「あの、ちょっと、この馬鹿……なに考えてるのよォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」
 目を血走らせ、股間をギンギンに膨らませた大介に、ラブホの中へと引きずられていく。
 “友達”となんて、出来るはずがない。こうなったら絶交だ……って思ったけど、とっくに一線を越えている。あのズボンの下でドクドク脈打ってるモノで何度も犯されたのかと思うと身体の内側にカ〜ッと熱が込みあがってくる。
「もう! バカバカバカ! 大介なんて……大っ嫌い何だからァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」


 それなのに、ラブホテルに足を踏み入れると胸が高鳴り、股間の奥で小さく蜜の音が鳴る。
 せっかく同窓会で再開したのに、一晩だけで別れたくない……
 なにも覚えてないまま、サヨナラしたくない……
 まだこの時間を終わらせたくない……
 でも、どんな顔をすればいいかわかんないよ……頭にきてるのに、嬉しくて、恥ずかしくて……









 ………だから、あたしは大介の手をギュッと握り締めた―――


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