45 - 「もしもたくやが保健医だったなら?」
「ん〜、今日もいい天気だな〜♪」
南向きの窓から室内に差し込む日差しの心地よさに、あたしは白衣を着た身体を「ん〜!」と上へ伸び上がらせる。
ここは宮野森学園の保健室。何かと設備の整ったこの学園の研究室で男に戻る研究をしてもらう代わりに、あたし、相原たくやはここで保健医をしていた。
―――どうやって保健医の資格とったかと考え出すと、話がややこしいんだけどね……
まあ色々あって、先代の松永先生から保健室を引き継いだのだけれど……正直ヒマだ。これが部活の時間とかなら怪我する子や遊びに来る子も時々くるけど、まだ午前の授業中。書類仕事をさっさと終えると、あとは日向ぼっこをしながらお茶を飲むことぐらいしか、することがない。
―――センベイぼりぼり食べつつ緑茶を飲む……これで体重増えたり運動不足にならないのが不思議よね。
仕事を始めてから1キロ減。男に戻るつもりだからダイエットする気もないんだけど、ベストな体重をきっちり維持して余裕まである。つまり、仕事が忙しくて痩せたわけだけど、
―――やっぱりヒマなんだよね。あ、そういえば、こないだ男子が忘れていったゲーム機があったっけ。ちょっと拝借するかな。
自分がゲーム好きなので、携帯ゲーム愛好会やらカードゲーム倶楽部とも話が合うこともあって、放課後、たまにここがゲーム談議の場になったりする。たぶん今日か明日にはとりに来るだろうけど、その前に遊ばせてもらおうと引き出しに手をかけると、
「先生、すみません。こいつ、おなかが痛いって!」
こういうときに限って……けどまあ、これもお仕事だ。あたしはクラスメートに肩を貸してやってきた男の子にうなずくと、苦しそうにしている男子をベッドへと寝かせてもらって―――
「ボク……最近、食事も喉を通らなくて……」
運ばれてきたのは先述のゲーム愛好会の2年生だ。 だけど顔立ちといい、身長といい、1年生よりもっと下に思えるほどに可愛らしい。
―――こっそり美少年倶楽部って呼んでるんだけど、なんでこんなにあたしの周りには美形が多いんだろ?
ゲーム愛好会にしろ薬作りを頼んでいる科学部にしろ、秀才系や一匹狼系、不思議系など色んなタイプの美形がそろっている。
今、ベッドに横たわっている子もそんな一人。苦しげに眉根をしかめ、赤らめた顔の半分をシーツで隠している姿は、つい保護欲やら母性やらを刺激され、なにかとかまってあげたくなってしまう。
それはともかく、今は“介抱”が先だ。あたしは長い白衣の下に胸元が開いたブラウスにミニスカートと言ういでたちでベッドの傍らに立つと、
「もう心配しなくていいからね。すぐにおなか痛いのも収まるから」
「いえ、そんな……少し休めば楽になると思うから……」
「ダメよ。それじゃキミが苦しい原因、ぜんぜん解消されないままでしょ?」
熱を帯びた顔をあたしとは逆に向ける男の子の様子を良く伺おうと、ベッドの端に手をついて身を乗り出す。金属パイプとマットレスで構成された冷たい感じのする簡素なベッドがギシッと軋むと、男の子は少しだけあたしに顔を向け、
「うわっ!」
短く悲鳴を上げて、すぐまた逆側へ身体ごと視線をそらす。
「どうしたの? やっぱり苦しい? ほら、恥ずかしがってないで、先生によく見せて」
「い、いいです、ホントに! 寝てれば直るから、今は放っておいて!」
「でも、それで本当におなかが苦しいのが直る? そ・れ・と・も……本当は、別の場所が苦しいんじゃないの?」
「っ――――――!」
男の子の耳元へ唇を寄せ、甘い声で囁く。
熱を帯びた吐息が耳にかかるくすぐったさに、男の子が身を震わせた。その様子に口元をほころばせると、右手を滑らせてブラウスのボタンをベルトの上まで全部はずしてから、こちらに背を向ける彼の腰に手のひらを這わせた。
「ねえ……さっき、あたしの何を見て声をあげたの?」
「見てません、ボク、何も見てませんから!」
「ウソばっかり。この部屋に来ると、いっつもあたしの胸ばっか見てるくせに」
「あっ……!」
あんなに熱い視線で見ておきながら、バレていると思っていなかったのか。手のひらから伝わる彼のこわばりを、少しでも揉み解すように、温めるように、あたしの手はシーツの上にゆっくり優しく円を描く。
「ふわあ……っ!」
「大きなおっぱい、そんなに好きなの? 恥ずかしがらなくてもいいよ……ここにいるの、キミとあたしだけなんだから……」
彼の大好きなおっぱいを意識して押し付けながら、腰のラインに沿ってシーツを這い回っていたあたしの手が、彼の前面へ回り込んでいく。太ももの外側から内側へ、キツく閉じあわされている上に両手でガードされた股間にはいきなり触れようとはせず、ひざから太ももへと何度も撫で上げる。
「アァ……ハァ……センセッ、ボク……ああっ、んあァ……!」
「知ってるでしょ、あたし、元々は男なんだって。だからキミがおっぱい星から来たおっぱい星人で、あたしのおっぱいをオカズに毎日シコってることだって、全部分かってるんだよ。それと―――」
縦線と化した両脚の境から今度は、男の子のお尻へと移るあたしの手。
「キミの視線、背中向けてても感じてたよ……おっぱい星人なのにお尻フェチでもあるんだね」
「ごめ、ごめんなさい、ごめんな、さ……んアッ! だって、先生が、スゴく素敵だからァ……!」
―――イヤらしいから…じゃないの? ウフフ、ホントに可愛い……♪」
スケベな男の視線に晒され、迫られることが多いから、純粋にあたしへ好意を抱いてくれたことに胸がキュンとしてしまう。
―――もう……こういうところは“女の子”なのよね、あたしは。
女になってからの時間はこの男の子よりも短いのだ。エッチで気持ちよくなるのは大好きになっても、純愛にはとても弱いんだから……だからこの気持ちを、もっと気持ちよくしてあげることで返してあげたくなってしまう。
「ね、もういいでしょ?」
そう囁いて男の子の身体を仰向けにする。そしてシーツをめくらず、その下に手だけを忍び込ませると、
「わあぁ……♪」
ズボンの中で張り裂けんばかりに大きく膨らんでいる男性器の感触に、思わず感嘆の声がこぼれてしまう。
そしてその直後―――
「んあああああああっ! ダメ、ごめんなさいぃぃぃ!!!」
突然、差し入れたあたしの手は彼の長足に挟みこまれ、上から両手で押さえつけられる。
―――ドクン
「…………………ッ!!!」
涙をこぼし、歯を食いしばりながら、男の子はズボンの中に射精し始めた。
―――もう……そんあんい我慢してたんなら、早く言ってくれればよかったのに……
あたしの手の平には火傷しそうなほどに熱さとたくましい脈動が伝わってきている。それなのに不本意な暴発で、あたしのためにためてきてくれた精液が無駄になってしまったのはかわいそうな気がして、あたしはツッ…と中指を伸ばし、キュンキュン収縮している男の子の玉袋の裏側に軽く触れてあげる。
「ふあァ……!?」
「男の子もね、このあたりは敏感なんだよ?」
「くすぐった……んッ! や、ひゃうん!」
イったばかりだからなのか、それとも本人の素質か、ズボン越しに敏感な場所へ指先を滑らせると、服内射精中の股間が過敏に反応を示す。
「ふあ、あああっ! 僕は、先生、ンアぁあああああっ!」
「まだおチ○チンがビクビクしてる。オナニーして抜いてこなかったの? こんなにたくさん出してるのに、スゴくガチガチじゃない……♪」
「ゆるして、ゆるして、相原、センセェ……! 変になる、もう僕おかしくなっちゃうぅぅぅ!!!」
「我慢できない子ね……でも、イってるキミの顔、スゴく可愛いから許してあげる……♪」
あたしが手を引き抜くと、男の子は涎を垂らした唇を大きく開き、喘ぐような呼吸を繰り返す。その様子を観察しながら、あたしは自分のブラウスのボタンを上から順にはずしていくと、ブラのホックもハズし、Gカップの膨らみをまろびださせる。
「―――――――――ッ!!?」
「ねえ……先生も胸、苦しくなってきちゃった。キミがいけないんだからね。あたしに毎日、イヤらしい視線向けるから……」
「ご、ごめん、な、さい、でも、僕は、僕は先生のことが―――!」
「ううん、言わないで。あたしとキミは、教師と生徒なんだから……でもね、キミに確かめて欲しいの」
なにを……なんて無粋な言葉を聞かされる前に、ごくっとツバを飲み、熱を帯びた目であたしの乳房を見つめている男の子の手をとり、期待に高鳴っている膨らみへと導いてあげる。
「ああァ……♪」
半分わざと、でももう半分はやっぱり気持ちよくって我慢できず、鼻から抜けるような甘い喘ぎ声を唇から漏らしてしまう。あたしの白い乳房に彼の手の平が触れたとたんに、ビリッとくる快感電流が全身を駆け巡り、立ったまま張りのあるお尻をくねらせていると、ついに……というか、やっと理性がプツンと切れたのか、ベッドから跳ね起きてあたしに飛びつくように抱きついてくる。そして乳肉へ乱暴に指先を食い込ませ、片方の先端にむしゃぶりつくと、赤ちゃんのようにチュウチュウと音を立てて吸いたててきた。
―――あン、もう……せっかちなんだから……
乳首を頬張る口の中で先生先生とあたしのことを呼ぶたびに、微細な振動が敏感な突起に伝わってくる。それほどまでに年下の男の子に求められることに胸を高鳴らせたあたしは、彼の頭を左腕で抱えながら、右手を再びズボンの股間へと伸ばしていく。
「んっ……!」
男の子が恥ずかしそうに身をよじるけれど、あたしの手は的確にベルトを抜き、チャックをおろし、真っ白いブリーフの内側にスルリと滑り込む。
………ヌチャ……
指先にまとわりつくのは、精液のねっとりした感触と温もりだ。パンツの中で暴発したザーメンは大量で、けれどおチ○チンは再暴発しそうなほどに張りつめていて、
「はうゥン!」
粘液をローション代わりにしてしごいただけで、男の子の頭が跳ね上がる。それに気をよくしたあたしは、親指と中指で皮をかぶったカリ首を締めあげると、むき出しになっている先端部分を人差し指の腹で執拗に責め立てる。
「ひハッ! ン、いィ…! らめ、そえやめてぇ!!!」
グチャグチャ卑猥な音が鳴ってしまうほどに白濁液を大暴発させた直後だけに、出せるほどの精液ができあがっていない。あたしの手の中でおチ○チンがビクンビクンと苦しげに悶えるけれど、先っぽから新たに出てくるのはカウパーだけで、射精するまでには至っていない。
―――こんなにスゴい臭いをさせて……もう、もうあたしだって我慢できないのぉ!
立ち上る精液の臭いが鼻腔の奥へと流れ込んでくると、あたしの中で男と女が完全に切り替わる。こうなると異常なまでの高揚感に全身が支配されてしまい、身体の火照りが一気に跳ね上がってしまう。
「ねえ、そろそろ、もらってもいいかな? キミの童貞チ○チン、あたしのおマ○コで食べちゃうよ?」
イっているのに射精できないせいで、裏筋から射精口を親指で擦りあげられた男の子は、終わりを迎えることのできないオルガズムに喘ぎながら涙を流しながら、顔を埋めるようにあたしの胸へかぶりついていた。
鼻も口もふさがってるから当然返事はない。それならそれでと、ボリュームのあるおっぱいで男の子を押しやってベッドの端へ腰掛けさせると、あたしも自らベッドに乗り、握り締めた肉棒のカリ首にショーツを引っ掛け、淫蜜にまみれた割れ目に照準をつけさせた。
「先生……よ、よろしくおねがい…します……ッ!」
―――ああァん、もう、どうしてここでそう可愛い顔するのよ! そんなんだから、あたし、たまんなくなっちゃうのにぃ!!!
「うん、いっぱい可愛がってあげる……一生あたしのことが忘れられないぐらい、滅茶苦茶に、ね♪」
あたしの言葉に男の子が怪訝そうな表情を浮かべたときには、もうあたしは腰を落としだしていた。大きく膨らんだ亀頭が興奮状態にある膣内に飲み込まれると、あたしは絞り上げるように蠢動を繰り返すヴァギナから感じる感触に表情をとろけさせながら、最初から激しく、大きく腰を動かしていた。
「んんっ、はぁ、ああァ、わ、わかる、あたしの奥に、キミの、と…届いてるの……!」
「くぅぅぅ! せ、先生の膣内、スゴ、スゴいぃぃぃ!!!」
「ふふふ、これで、童貞卒業だよね。おめでと。だから、もっとあたしの中をかき回して……!」
ベッドに仰向けになった少年の腰の上で、あたしは淫らに腰をくねらせる。
年下の少年とつながったことで得られる甘い感触に、パイプのベッドが軋むほどに罪作りな肉体を上下に弾ませ、膣肉で肉棒にまとわりつく精液をこそぎ落とす。リズミカルな動きで、男の子のおチ○チンを何度も根元までくわえ込み、張りのあるヒップを跳ね上げて膣内からズルリとペ○スを引きずり出す。そして恥丘をたたきつけるように勢いよく腰を落とせば、膣内からペ○スに押し出された粘液が二人の結合部から迸る。
「ねえ、胸、あたしのおっぱい、大好きなんでしょ? だったら揉んで好きなだけ揉みまくってぇ!!!」
腰を蠢かせながら男の子の両手を取ると、あたしは自分で自分の胸へと押し付けさせる。
「せんせえぇ……!!!」
下から上へと荒々しい手つきで乳房をこね回され、指の隙間から乳肉が押し出される。
「あっ、い、それいいぃ……もっと、もっと強くしても……!」
もう完全にエッチに没頭したあたしは、乳房をこね回されてさらに声を上ずらせる。それにあわせるかのように、膣内のおチ○チンも脈動を強めだす。
「も…ボク、ダメ……こんなの、気持ちよすぎて、ダメ、ヒア、アアアァァァンンン!!!」
「あたしも、イくから、一緒に、キミとイくの、だから、このまま、中で、あたしのおマ○コに膣出ししてぇ……!!!」
そう叫んで、抱き起こすように男の子の身体に両腕を回すと、二つの乳房の谷間へ顔をうずめた彼もまたあたしを抱き返し、不慣れな腰の動きで震えるあたしのヴァギナへ肉棒をねじ込み続ける。
「イくの、だから僕の、僕の思い、全部、せ…せんせい……にィィィ!!!」
「きて、あたしの中へ、キミのを全部、タップリと注ぎ込んでぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「ん〜……やっぱりヒマだなぁ……新作のゲームでも貸してくれればいいのに」
翌日、保健室で携帯ゲームを握り締めて時間をつぶしていたあたしは、機能の彼のことを思い出して、残念な溜息をつく。
なにしろ彼、今頃あたしんちのベッドで骨抜きだ。回数を重ねるほどに、いい感じで脱力した男の子は可愛くなりすぎて、ついつい……
―――まあ、そんなわけで今日は休んじゃったしな〜。さって、どうしようか。
この時間、患者というか怪我した生徒が来なければ、ヒマなことこの上ない。借りっぱなしになったゲームは面白いことは面白いんだけど、それでも一日中プレイし続けるわけにもいかないし……と、そんなことを考えると、
「先生、いるか? ちょっと話があるんだけど」
「いるわよ〜。今日はどうかした? 薬、いつになったら出来そうかな?」
ノックもせずに保健室へやってきたのは、科学部の部長で、今はあたしが男に戻るための研究をしてくれている。……そんな子が、わざわざ他のクラスが授業中にここまでやってきたということは……?
―――うふふ、これは今日も楽しめそうね。せっかく女になってるんだから、精一杯楽しまなきゃ♪
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