3佐藤麻美の相原君レポート(1R)


 それはある日の放課後、俺が男に戻って数日たった宮野森学園科学部での出来事だった。
「ねぇ、一つ聞いてもいい?」
「なんですか、麻美先輩。そんなに改まっちゃって」
「うん…ちょっと気になることがあって……相原くん、片桐さんやケイトとどういうSEXしてるのかなって」
 それを聞き、俺は麻美先輩が入れてくれたコーヒーを噴出しそうになる。
「相原くん、最近片桐さんと付き合い始めたってもっぱらの噂よ。それに…このあいだの朝礼の時、ケイトと二人でトイレの中で……」
「な、何で麻美先輩がそんなことまで知ってるんですか!?」
「んっ…実は相原君のベルトに小型盗聴器を……」
 げげっ、さすが麻美先輩……俺は慌ててベルトを探ると、豆粒大の小さな機械を見つけ出す。
「もしかしてこれで……」
「ええ…相原君と片桐さんの最初の時から、ケイトの大きな胸に吸い付いてる相原君まで……」
「なっ…なっ…なっ…そんなの犯罪だぁぁぁ!!」
「それは分かってる。分かってるんだけど…どうしても気になっちゃって……」
「なにが………って…あらぁ…?」
 白衣を着た背中を俺に見せ悲しげに俯く佐藤先輩のすがたがぐにゃりと歪む。それが俺の視界のゆがみのせいだと気づいたときには、俺の体は机の上へと倒れこんでいた。
「ど…どうして……」
「ごめんなさい。実は…コーヒーに痺れ薬を……」
 なに〜〜!? まさか麻美先輩がそんな手で来るとは……でも、何で俺がこんな目に…まさか、先輩じゃなくて明日香を選んだことへの復讐!?
 麻美先輩の報復なら確実に痕跡も無く死ねてしまう…かなり物騒な想像をする俺に近寄ってきた麻美先輩は……冷たい笑みを浮かべているけれど、唇から漏れ出る吐息は熱く、俺の首筋をくすぐる。そして、
―――シュル……
 制服の胸元を彩るリボンを襟から抜き取って、ブラウスのボタンをはずす。そこから覗くのは明日香では到底及ばず、外人のケイトに勝るとも劣らない豊満な乳房の谷間だ。
「私ね…スゴく興味があるの」
 まだまだ揺れ続けている俺の視線がそれでも先輩の深そうな乳房の谷間無い吸い寄せられていると、麻美先輩はゆっくりと身をかがめ、白衣とスカートを一緒に捲り上げて服の内側へ両手を差し入れると、俺に見せるように片足ずつ上げて薄いピンク色のショーツを脱いで、それを無造作に床へと放り捨てる。
「片桐さんもケイトも、相原君とのエッチでスゴく気持ちよさそうな声を上げてるでしょ……私もね、盗聴器でそれを聞いて、何度もオナニーしちゃったの。だけど…一度もイけないの。肝心なことが分からないから……」
 唾を飲むことさえ出来ず机に突っ伏した俺の側へと麻美先輩がひざまずく。もう感情が抑えきれないのか、必死に押し隠していたらしい情欲で頬を赤く染めた先輩はメガネのレンズの向こう側で興味と興奮とが混ざり合った表情を浮かべている。
 そんな表情を見せられたら……すまん、明日香。許せ、ケイト。俺…男だから。とても我慢できません。
「だからね…今日は確かめようと思って。相原君のおチ○チンがどんな固さで、どれぐらい熱くて、どんな味がして…どんなに気持ちいいのか……」
 そういうと麻美先輩は四つんばいになって机の下へともぐりこんでいく。進むたびに左右へゆれるお尻の膨らみを吐く井上から見つめ、さらに昂ぶってしまった俺は、力の入らない膝を開かれズボンのチャックに手を掛けられると、たまらず腰を震わせてしまう。
「これが…相原君のおチ○チンなのね…思っていたのよりも…………はぁ……これが…気持ちよくて……」
「!!」
 冷たい指先がズボンから引っ張り出された肉棒へと触れる。先端から根元、そして袋に至るまで、先輩の十本の指に撫で回されると、俺は恥ずかしさのあまり胸の中で何度も叫ぶ一方で、恥という言葉を忘れた自分の分身をこれ以上ないというほどにいきり立たせてしまう。
 明日香やケイトにだってこんなにまじまじと観察された事なんて一度もない。いっそ口に含まれたほうがどれだけましか…そう思っていると、その願いをかなえるかのようにペ○スの先端が生暖かい感触に包まれる。
「先輩ぃ!!」
 情けない声を上げてしまう……けれどそんなことがどうでもいいぐらいに、先輩が俺のものを舐めるということが異常事態だ。まだどこか拙さを感じさせるけれど、暖かい舌にねっとりとした唾液を乗せ、丹念に俺のものを嘗め回してくれる快感に亀頭は今にも張り裂けんばかりの膨張し、悩ましい息を漏らしながら肉棒をしゃぶる先輩の唇へ向けて動かぬ腰を突き出してしまう。
「んっ…んむぅ……んん…はぁぁぁ……これが相原君のおチ○チン……私…舐めちゃってるんだぁ……うふふ♪ これが相原君の味なのね……」
 机の下から麻美先輩の声が聞こえてくると、俺はビクンとペ○スを跳ね上げて答えてしまう。
「相原君も感じてくれてるのね…今日のために練習してきた甲斐があるわ」
「せ、先輩!? 練習ってまさか……」
「多分相原君が考えてるようなことはないわよ。これぐらいの硬さかなって試験管をしゃぶって……男の人にこういうことをするのは…相原君が初めてなんだから」
 麻美先輩が…試験管でフェラ!? それは見てみたいかも……けどそんなことを考えている余裕は俺には与えられていない。再び麻美先輩は俺の脚の間へと顔をうずめてきたのだ。跳ね上がる玉袋を手の平で弄ばれながら裏筋を舐め上げられると、一度目の射精欲求が急速に股間へと集中し、俺の口から苦悶と快感が混ざり合った声が迸る。だが……
「んっ……相原くん…まだ射精してくれないの?」
 ぴちゃぴちゃと唾液のはぜる音が化学室に響き、先輩にヒクつく射精口をほじられたり、唾液にまみれた肉棒を扱かれながら玉を口に含まれたりと至れり尽くせりなフルコースをして貰い、何度も強烈な快感に身を震わせる…が、どういうわけか一度たりとも射精できていない。出そうになると急に股間の一点が痺れ、じゅうけつしているぺにすから不意に力が抜け落ちていくのだ。
「先輩…多分痺れ薬のせいで……」
「あっ……ごめんなさい。すぐに、すぐに元気にしてあげるから!」
 フェラに熱中するあまり、ころっとそのことを忘れていたのだろう。…なんとも麻美先輩らしい。
 一時、先輩の唇が俺の股間から離れると、なにやらごそごそという音が下から聞こえてくる。痺れ薬の解毒薬でも探しているのかと思っていたんだけれど、突然冷たくねっとりとした液体をペ○スの先端にそそがれたことで、俺は自分が先輩のことを誤解していたことに気づく。
「これも相原君のために作っておいた薬なの。好きな女の子じゃないと勃たないって聞いたことがあるから、男性の生殖器の神経に作用して自分の意思とは無関係に勃起してしまう…いわゆる媚薬ね。こういうのは初めて作ったから自信ないんだけど……」
 そんな薬…使わないで……あっ、あっああうっ……こ、この薬…効き過ぎる!!
 先輩の指で薬を刷り込まれていくたびに火をともされたように熱くなっていく肉棒にドクンドクンと大量の血液が流れ込み、その興奮は先輩の唇が亀頭に触れた瞬間に大爆発した。
「先輩ッ!!!」
 痺れ薬が抜けかけているのか、辛うじて動くようになった膝から下を先輩の背中に回して自分のほうへと引き寄せると同時に、俺は先輩の温かい口の中へたまっていた精液を一気に爆発させ、流し込む。
「んっ…んんん〜〜〜〜〜!!!」
 腰の奥から塊のような精液がペ○スを通って先輩の口へと迸る。射精管を押し広げ、先輩の柔らかい舌の上に自ら裏筋をこすりつけながら迸る精液……先輩がどれだけ苦悶の声を上げて吐き出そうとするのを拒否するように腰を突き出した俺は今まで出した中で一番濃厚なそれを欲しがっていた先輩の喉の奥へと叩きつけ、強引に飲み下させる。
「んっ……うぅ……んむぅ……」
「先輩…全部飲んでください。中に残ってるのもいやらしく吸ってくださいよ……先輩が、こうしたんだから……」
 大量の精液を吐き出したことで痺れ薬も抜けたのだろうか、体が徐々に力を取り戻してきた。俺は重たい体を両腕に力を込めて押し上げると、今まで見ることを許されなかった麻美先輩のフェラしている姿を見下ろした。
「んんっ……はいひゃらふんの……ほひひぃ……」
 その姿を見た途端、俺のモノは大きく脈打ち、ペ○スの先端を加えたまま嬉しそうに顔をほころばせている先輩の口内へ次々と射精を繰り返した。
「んぶぅ! んっ、んんっんん、んっ、んんんぅ!!」
「こぼさないでくださいよ。佐藤先輩のためにこうして射精してるんだから……」
 俺の射精欲求はまだまだ終わりそうにない。チ○ポの痙攣は未だ治まらず、壊れたのではないかと思うほどのザーメンを休むことなく放ち続けると、麻美先輩は眉をクッとしかめると唇からダラダラと白いものをこぼし始める。
 アゴを伝い、俺の精液がおちて行くのは先輩のムッチリとした乳房の谷間だ。ブラが乳肉に食い込み、ふくらみが歪に盛り上がるほど膨張した様子が覗く制服の隙間から薄暗く奥まで覗けない谷間へと滴り落ち、上気した豊満な肉体が徐々に俺の精液で汚されていくのが見て取れる。
「俺の精液、そんなにおいしいですか?」
「ん……んっ……」
 俺の物を頬張ったまま口から離さず、小さく麻美先輩がうなずく。
「だったら顔だけじゃもったいないですよ。顔を上げて」
「あぁ……やぁぁ……」
 麻美先輩の頭に手を置いてチ○ポから引き剥がした俺は先輩の唾液にまみれた肉棒を扱き始める。
「行きますよ、先…輩……くうっ!!」
 肉棒が向いているのは唇から精液を垂らしたままだらしなく上を向いた先輩の顔だ。いつも知的な先輩とは思えない、精液の味を堪能しきった表情に興奮を覚えた俺は椅子から腰を浮かせながらメガネを掛けたその顔にまだ収まりきっていない射精欲を思いっきりぶちまけた。
「んっ!!」
 ビチャ…ビチャ…と音を立てて、先輩のほうけた顔に俺の精液が降り注ぐ。
「口をあけて…ほら、まだまだ飲ませてあげるから……先輩…俺…!」
「あ〜…あいはら…ふぁ……あ…あ〜〜……」
 メガネを掛けた知的な美貌だけでなく、俺のペ○スに舌を差し出して開いた唇や上から見るとその豊満ぶりがよく分かる乳房にまで一分以上かけて射精した俺は、まだまだ放ち足りないのを我慢して席から立ち、麻美先輩を机の下から引っ張り出した。
「相原く…ん……スゴい…私の体が相原君の精液で…こんなに……メガネがべとべとになってる…すごく素敵……」
「先輩…もしかしてイっちゃったんじゃないんですか? 俺のチ○ポをしゃぶって、全身性液まみれにされて」
 床に倒れ、胸の膨らみが邪魔して苦しそうにうつ伏せの格好をした先輩の体が俺から見ても分かるほどにビクッビクッと大きな痙攣を繰り返している。
「まさかあの佐藤麻美先輩が、俺の精液だけでイっちゃう様な変態だったなんて、ちょっと幻滅だな」
「あっ……ごめん、なさい……だって…私、ずっと…ずっとこの味を想像して…だから我慢…出来なかったの……」
「想像して…なにしてたんですか? はっきり言ってくれないと…」
「………オナニー。勉強の合間とか、研究に行き詰ったときとか、相原君がSEXしてるのを聞いて、オナニーしてたの。録音して繰り返して聞いて……そのうち…相原君のおチ○チンと精液…気になってたの……だから……今…嬉しい……」
 そう言って俺に微笑みかけた先輩はメガネにこびりついていたどろどろの白濁液を指で拭い、唇へと当ててすすり飲む。
「んっ……ものすごく…相原君の味がする……」
「………先輩。俺のザーメンは飲むためだけのものじゃないですよ。それとも先輩は、こいつを口で味わうだけで満足なんですか?」
 いつも知的な表情しか見せない麻美先輩がザーメンまみれになっているのを見て再びふつふつと興奮を高め、先端から先走りではなく濃厚な白濁を垂らした俺は先輩の側にひざまずいて90センチの丸々とした巨乳に手を伸ばす。
「んっ……はっああ…んんっ…!!」
「ここに欲しいんでしょう? 俺の感触を確かめるならここに入れるのが一番だと思いますよ」
 ブラウスを割り開き、ブラを押し上げて露出させた胸のふくらみにザーメンを塗りこんだ俺は先輩の背後に回り、左腕をモジモジとこすれあう脚の間にさしいいれてグイッと上へ持ち上げる。そしてその脚を肩へと抱え込むと、文科系の割に見事な張りをした太股の付け根に汁まみれの男根を押し当てる。
「そ、そんな…恥ずかしい……こんな格好でなんて…」
 上半身はやや横を向いたうつ伏せのまま、先輩が非難の声を上げるけれど、脚をグイッと持ち上げながら手を伸ばして乳房に指を食い込ませると喚起の悲鳴が迸り、ショーツを脱ぎ捨てた割れ目から愛液があふれ出してくる。
 白い柔肌も、豊満な肉体も、全て俺の体の下にある。けれど俺はすぐには挿入せず、俺を女にし、日々モルモット代わりにしてくれた愛すべき先輩の唇から一つの言葉を聞いてみたかった。
「あ、相原君……」
「嫌ならやめますよ。先輩には男に戻してくれた恩もありますし、ひどいことはしたくないから」
 そういいながら、俺は自分の逸物を扱くと簡単に迸る精液を開脚させられたその中心へと浴びせかける。
「ああ……相原君のが…私のアソコに……」
 ザーメンにまみれたメガネを掛けた顔に迷いが見える。それを後押しするようにむき出しのヒップに右手を伸ばし、谷間からアナルのラインをくすぐるようになで上げる。
「あうっ…あああああっ……!!」
「俺のSEXを聞いてたんでしょ? こういう時は明日香もケイトも、ちゃんとおねだりしますよ?」
「………いじわる」
 少しすねて見せる先輩。けれど自分から手を伸ばして俺のものを股間へとあてがうと、ザーメンと唾液の混ざり合ったものを喉へと流し込み、
「……入れて」
 そう一言だけ呟いた。
「分かりました。先輩の頼みですから…激しく犯してあげますよ」
「えっ?――あ、あぐぅ!!!」
 美しい肢体を前にして逞しく勃起していた肉棒が、まだ誰にも犯されたことのない淫裂に根元まで突き刺さる。十分すぎるほど濡れていたけれど、挿入を拒もうとする処女幕を突き破り、張り付いたようにくっ付きあっていた処女孔を割り開く官職と摩擦に媚薬を塗られた俺のペ○スは耐え切れず、先輩の最奥に達するのと同時に射精してしまい、次々とあふれ出る精液で先輩の体内を処女喪失と同時に満たしきってしまう。
「ああっ……お…チ○…チン……入ってる…私の……お、おマ○コに……」
「そうですよ。俺のチ○ポを締め付ける、戦費のいやらしいおマ○コ。最高ですよ」
「脈、打ってるよ、分かる…分かっちゃう…相原君のおチ○チンが…ビクビクって…んっ…くぅぅ…太いぃぃぃ……」
「さて……それじゃ先輩も慣れたみたいだし」
 それほど処女喪失の痛みはひどくないようだ。俺は腰を引いて先輩のヴァギナからずるりと肉棒を引っ張り出すと、血が混じってピンク色に染まったそれを勢いよく先輩の膣内へと打ち込んだ。
「んはああああああああっ!!!」
 松葉崩しの体勢で形よく膨らんだ精液まみれの先輩の恥丘へ腰を叩きつけると、先輩の唇をあられもない悲鳴と嬌声とが混ざり合って迸る。それを聞いて唇を吊り上げた俺は背筋をゾクゾクと震わせながら、蛇口が緩みっぱなし精液を出し続ける肉棒を先輩の中へねじ込み、抱えた脚を下ろすと下半身は絡め合わせたまま背中を見せる先輩へ覆いかぶさる。
「んひぃぃぃ!! ああっ、あああああっ、ああっくあああああっ!!!」
 オナニーでイけていないと言っていた麻美先輩の反応はスゴかった。痛みよりも俺に犯され精液を流し込まれる快感に酔いしれ、先輩のほうが媚薬を使っているんじゃないかと思うほど肉棒を締め付けて離さない。ドロドロに汚れた自分の胸を揉みしだいて愛液と精液とを股間から滴らせ、荒々しく突き上げる俺の肉棒を子宮で受け止める。
「あああっ、相原、くぅん、スゴい、やぁぁ…やああああっ!! チ○ポが、おチ○ポがずんずん来るぅぅぅ!!」
「お、俺も出しっぱなしですよ。先輩のおマ○コ、俺のですべりまくって…気持ちよすぎです!」
「わた、わたし…もう壊れちゃう。…ごめん、私の事…変態って…思っちゃ…あっあ…んっ、ひあああっ!! イくイくイくぅ、チ○チンいい、もっと、もっと…うあっ、うあぁん、相原君のおチ○ポで、イク、イクゥゥゥ―――――!!!!!」
 唾液と涙と精液を飛び散らせ、先輩が狂ったように髪を振り乱して絶頂の言葉を口にする。俺は襲い掛かる強烈な締め付けに我慢することなく射精を繰り返し、あわ立つおマ○コから余韻まで味わってからペ○スを引き抜くと、ぐったりと脱力仕切っている先輩を仰向けにして、胸の谷間に分身を挟み込んだ。
「これはおまけです。ほら、口をあけて」
「うっ……あ……」
 柔らかい膨らみに左右から包み込まれ、自分で吐き出したもののにゅるんとすべる感触に身震いした俺は、下乳に腰を叩きつけながら湿った息を吐く先輩の唇へ精液をぶっ掛ける。
「あはぁ…相原君の……相原…君の……」
 蕩け切り、呆けた笑みを浮かべた先輩は顔を覆ったどろりと粘つく精液をおいしそうに飲んでいく。余韻に身を振るわせ、そのまま手足を投げ出して動かなくなった先輩の上から降りた俺は、
「あ…あら?」
 な、なんか視界が…て言うか、頭がふらふらして足腰が立たないんだけど……
 考えてみれば痺れ薬と媚薬の重複投与だ。それに射精した量を考えれば打ち止め量なんてとっくの昔に越えている気がする。
「やば…あうっ……」
 何とか立ち上がろうとするけれど、そのまま俺も床に倒れこんでしまう。そしてそのまま意識を取り戻すことなく、俺は眠りに落ちてしまった………



「ふぅ……相原君とのSEX…こんなに気持ちいいなんて……精液もスゴくおいしいし、申し分ないわ♪………あとは…ふふふ……相原君、調べたいとは言ったけど「ただで」とは言ってないからね」






 後日――俺は追っ手を何とかまいて放課後の化学室へと逃げ込んだ。
「せ…先ぱ〜〜〜いっ!! な…なんてことをしてくれたんですかっ!!」
「あら? いきなり入ってきて、台詞もいきなりね。一体何のこと?」
「とぼけないでください! 明日香とケイトにとんでもないものを送ったのは先輩じゃないですか。しかも名前つきで!」
「とんでもないもの……ああ、あれね。私が相原君の精液でどろどろにされたときの。あれは研究資料であってとんでもないものなんて心外だわ」
「隠し撮りしてたんですか!? いや、そもそもどうしてあんなものを明日香たちに送ったりしたんですか! おかげで朝から明日香に殺されかけるはケイトに3Pせがまれて教室中から殺気混じりの視線送られるはで生きた心地しませんでしたよ!!」
「おかしいわね…ちゃんと手紙を添えておいたんだけど。私が卒業するまで相原君でエッチの研究をさせてくれないかって。私の読んだ本だと複数プレイも気持ちいいみたいだからよければ一緒にって」
「はっ…ははは……終わった。俺の学園生活はもう……いや、人生そのものが……あああああ……」
「そんなに落ち込まなくてもいいじゃない。相原君には私がついてるんだから♪ そんなことより―――」
 先輩は俺に優しく寄り添うとふくよかな胸を押し付けてくる。がっくりとうなだれていた俺が先輩のほうへと視線を向けると、先輩は白衣から取り出した試験管を差し出して微笑んでいる。
 あれは…もしかしてこの間の……媚薬?



 今日も相原君の精液、いっぱい飲ませてくれるんでしょう? 頑張ってね、うふふふふ♪


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