第六話 中山絵梨香編


彼女は15歳の高校1年生である。水着はオレンジ色のチェ ックのビキニで、黒いオーバーニーをはいている。髪の毛を 三つ編にしており、身長も小さいため幼く見えるが、実はE カップの持ち主である。本大会前に極秘で行われた人気ラン キングでは3位に入るほどの美少女である。 「ここからは、8人ずつの4グループに分かれていただきま す。」え?ここから分かれちゃうの?「ここからのコース は、4つのゲームが控えています。どのコースを選ぶかは、 ここで抽選を行い決定します。」そして、私は抽選のボック スからチーム分けのボールを取り出す。私はAコースになっ た。「それでは、それぞれのコースへ向かってください。」 私たちは、プールの東側へと向かっていった。その先には、 巨大なウォータースライダーがそびえていた。「Aコースの みなさん、ここはウォータースライダーを使ったアトラクシ ョンです。」遊園地のプールによくある普通のスライダーに 見えたが、よく見ると所々に切れ目が開いており、そこから は水が流れ出ている。しかも、透明の素材で作られており、 下からは滑っている姿が丸見えであった。「このコースは、 腕力と脚力が必要なコースです。名付けて『スライダークラ イミング』です。」私は、その名前を聞いた瞬間に、どんな ゲームかすぐに分かった。「ルールは簡単です。このウォー タースライダーを逆に上っていただきます。ただし、通常よ りも水を大量に流しており、水流も強くなっております。転 んだ瞬間、間違いなく滑り落ちてしまうようになっています ので、気をつけてくださいね。」全長50mはあるこのスラ イダーを、腕力と脚力だけで上るの?そんなの無理だよ。で も、がんばる、ここまで残ったんだから!「それでは、一人 目のチャレンジです。南美佐子ちゃんです。ゲームスター ト!」水上1mに位置するこのスライダーの出口からスター トすることになっていた。彼女はクレーンで運ばれ、水に触 れないように身長にスライダーをまたぐようにスタンバイし て上り始めた。足は全開で、両手両足を突っ張りながら登っ ていく。最初は急な坂を上っていく為、辛そうな表情を浮か べながら少しずつ上っていく。なんとか上りきり、なだらか なエリアへと入っていった。しかし、このエリアの中盤3m 間は、下に大きな穴が開いており、手を滑らせればそのまま プールへと転落してしまう。彼女はわずかな足場を使って渡 っていく。なんとか渡りきり、スライダーの中盤まで差し掛 かった。高さは6m近くになっていた。すると、次は逆に下 り坂になっていた。頭を下にして、少しずつ下っていく。下 からは、彼女の大きく開いた姿が晒されており、カメラでも 大きく写されていた。途中から円柱のように細い管の中を通 るコースとなっており、その上複雑なカーブが続いたものと なっていた為、左右に体をくねらせて上っていった。細い腕 と、か弱い足で苦しそうに登っていく。「はあ、は あ・・・」呼吸が激しくなり、もはや彼女の体力にも限界が 近づいていた。数々の関門を潜り抜け、体全体が悲鳴をあげ ていた。あと10mというエリアまでたどり着いた。しか し、突然「アッ、も、もう、、ダメ・・・・」ズルッ「イヤ アアアアア!」と、手を滑らせ、体はスライダーへと落ちて しまい、もはやどうすることもできず、中間の切れ目まで一 気に滑り、プールへとダイビングしてしまった!滑り行く途 中で、ビキニは水に溶け、丸裸にされてプールへと転落。ド バーーーン!水中には、なんと男の群れが一斉に落ちた彼女 を捕まえるように群がってくる。そう、ここからは観客も4 つのコースにわかれ、失格となった女の子を犯すようになっ ていた。彼女は水中でもがきながら、胸を、お尻を、そして 恥部に指を入れられてしまう。「イヤア!ブクブク・・・ や、やめ・・・いやあぁぁぁ!」彼女はもがきながらも水中 で絶頂を向かえ、プールサイドで横たわっていた。2番手の チャレンジャーがスタートする。しかし・・・やはり体力の 限界か、また一人、また一人と力尽き、プールへと転落して いった。7人目のチャレンジャーの女の子が失格となり、気 がつけば私一人しか残っていなかった。「あーっと、これで 残すは絵梨香ちゃん一人です。Aコースはこのまま全滅して しまうのか?ゲームスタート!」私は、ゆっくりと上り始め た。今までここで失格となり、無残な姿を晒してしまった女 の子達の為にも、絶対最後まで上ろうと誓った。多少疲労は 残っていたものの、なんとか残り10mまでたどり着いた。 しかし、突然コースが切れており、これ以上進めないように 思えた。ふと頭上を見ると、そこには垂直に近いパイプスラ イダーがそびえており、ここを上っていくこととなってい た。水は流れていないものの、かなりの高さである。私は手 足を突っ張り、上っていった。ここから落ちたら、10m以 上あり、怪我をするかもしれない。そんな恐怖と戦いなが ら、慎重に上っていく。「さあ、もうすぐゴールです!」そ う、私の目の前には、GOALの文字が。垂直のコースが 徐々になだらかになっていく。円柱は次第に曲がり、ゴール へと伸びていた。スライダーには水が流れていない。手は限 界にきており、震えている。あと2mのところまできた。角 度は20度ほどになっており、あとは歩いてでもゴールへと いける状態だった。私は、足をゆっくりとスライダーへと下 ろした。よし、いける!しかし、これが大きな命取りとなる 油断になってしまった。足を一歩進めた瞬間、なんと私は足 を滑らせ転倒してしまった!倒れた瞬間、その原因はすぐに 分かった。スライダーにはローションがべったりと塗られて おり、水着は溶けはしないものの、恐ろしいわなとなってし まった。立とうと思っても、強力なローションがそれを阻止 する。気がつくと、私は仰向けになり、20度の角度によっ てじわじわと滑り始めていた。手を伸ばしても、足を運んで も手袋とハイソックスが滑り逆効果となってしまう。オレン ジ色のビキニは、ローションでまみれ、足はすでに宙に浮い ている状態となり、もはや腕だけで踏ん張っている格好とな ってしまった。「あ・・・ああ・・・・」ずるずると追い込 まれていく私。ズルリ!「いやああああああああああ!!」 スライダー内で悲鳴が反響する!そして垂直落下していく 私。ドボオオォォォォンン!・・・・・ 「ざんねーん!エリカちゃん、健闘むなしくここでアウト! Aコース全滅です!それでは、みなさん存分に楽しんでくだ さいね!」目の前には、見知らぬ男が私の胸をもみしだいて いる・・・アアン、くっ、くやしい・・・そして、ついに私 の恥部に指が挿入される・・・「ふぁあ!ア・ア・アアアァ ァァ!」 私の転落を最後に、Aコースのメンバーは全滅となった。8 人の女の子がプールで犯され、力尽きてしまった・・・GA MEOVER 残り人数も24人となり、Bコースでも次のゲームが行われ ようとしていた。川村絵梨はBコースの会場へと進んでいっ た。 (続)


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