第7話
「いい? 手を頭の後ろで組んで?」
「そのまま。下ろしたら、許さないからね?」
女性たちはそう言いました。
わたしはしかたなく、その通りにしました。
後ろからは、その学生がうっとりした顔で、あいかわらずわたしの胸を揉んで
います。
不快感で吐き気を催しそうでした。
「いい?」
「いくよ?」
すると女性は、左右から私の足を抱えました。
「みなさーん、サービス、ターイム!」
え。
そう思うまもなく、わたしの足は左右に広げ、持ち上げられます。
「キャアアアア!」
わたしは抵抗しますが、二人の力にはかないません。
「足も綺麗ねぇ。ムカつくわ。マジで」
そしてその足は、左右に座っている男の子たちの膝の上に乗せられました。
足は思い切り広げられています。
わたしのタオルは横に賭けられていますが、まさにギリギリの位置です。
ちょっとでも動くと、前からあそこが見えてしまいます。
「ちょっ…」
私は手を伸ばそうとしましたが、もちろんそれはできません。
「二度と同じこと、言わせるなよ?」
「ね、このタオル、こうしたらどう?」
すると女性は、ニヤニヤしながら、私のタオルをタテに置きました。
「イヤーーー!」
それこそオニギリのノリのように、私のあそこをタオルが隠しています。
「オーーー!」
全員の視線がもちろん私のあそこに集中します。
「こうしたら、どうかしら?」
女性は私のタオルを半分織りにしました。
「キャー!」
まさにちょうど私のあそこと同じ面積だけになったまま、タオルが置いてあり
ます。
男の子たちから、さらなる歓声が湧き上がりました。
「取ってイイ?」
彼女たちはニヤニヤしながら、私のタオルに手を掛けました。
「やめてください…! それだけはやめてください…!」
私は懇願します。
「まぁ、武士の情けね」
すると彼女は、サウナにかけてあった温度計を手に取ると、私のタオルの前に
置きました。
「せーのっ!」
そして声と同時に、タオルを取ってしまいました。
「キャーッ!」
私のあそこの前に、温度計だけが置かれている状態。
もちろん温度計はまっすぐですので、横からはヘアが丸見えです。
「ここで記念撮影といきましょうか」
「オッケー♪」
すると一人の女性がカメラを取り出して、私のほうにカメラを向けました。
さっきも何回も写真を撮られましたが、今回は状況が違います。
中学生たちに囲まれながら、体につけているのは温度計と、男の子の手だけと
いう状態。
「ほら、みんな入って!」
すると回りに、わっと男の子たちが集まってきました。
一人一人が、目は血走らせながら私の体を見ています。
「ほら、みんなピースしようよ!」
その言葉に全員がピースをします。
「ほら、あなたもしなさいね?」
彼女は私にすごみます。
私は仕方なく、表情を引きつらせながら、片手でピースをしました。
すると後ろで私の胸を隠している子も、ニタリと笑って、その手をチョキにし
ました。
「え…!! ちょっと…!」
チョキの間から、私の乳首が丸見えになりました。
「はい、チーズ!」
女性は笑いながらシャッターを切ります。
「イヤーーー!」
私は泣きながら。しかし手だけはピースをしながら、記念撮影をされたのです。
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しかし、ショックなできごとはそれで終わりませんでした。
悲しむまもなく、女性の一人は言いました。
「ねぇ、誰か、お相撲したくない〜?」
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(つづく)
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