第73話「忘れんぼの主張罰」


  澄み渡る青空に白い雲がゆっくりと流れていく校庭で、新しい罰が始 まろうとしていた。  パーツの罰に代わる5月中旬の罰が校舎の屋上から始まるとは誰も予想 していなかった。  始業チャイムが鳴る30分前だというのに、多くの生徒が校庭に集まって いるのだ。 「なあ、これから何が始まるんだ?」 「葉須香ちゃんが関係してるって話だけど、本人がまだいないよな」 「いつも4組だけの罰でズルいと思ってたから、こういう罰もありだな」 「そうだそうだ!やっぱ、こういう全体罰も必要だぜ」  生徒たちはワクワクしながら校舎の屋上を見上げていた。  そこに、タイミングを計ったかのように、葉須香が屋上に姿を現した。 (こういう目に遇うのを知ってて、忘れ物をしてしまうなんて〜。何で、 忘れ物をしちゃうのよぉぉぉ〜) 「…忘れ物をした以上、やるしかないよね..」  葉須香はフェンス越しに集まる生徒たちを見下ろし、深呼吸してから胸 を張った。そして、大きな声で叫ぶ。 「今日はみんなに伝えたいことがありますー!」  その声は朝の静寂を切り裂き、校庭全体に響き渡った。生徒たちは声を 合わせて、葉須香に応えた。 「「なーにー?」」  葉須香は一瞬だけ躊躇した。こんな中で新しい罰をするなんて。  だが、忘れ物をしたのは自分だ――逃げられない。  葉須香は頬を軽く叩いて気合を入れると、再び声を張り上げた。 「私、須和葉須香は、新しい罰があると分かりながら…また忘れ物をしま したー!」  校庭に少しだけ沈黙が訪れる。そして、沈黙を破るように大きな質問の 声が響いてきた。 「「何を忘れちゃったのー?」」 「今日提出予定のプリントを忘れましたー!」 「「忘れると、何をするのー?」」 「わ、忘れんぼの罰をしますー!」 「「それって、何て罰なのー?」」 「忘れんぼの主張罰ですー!」 「「具体的に何をするのー?」」 「そ、それは..」  質問に答える度に、葉須香の顔はますます赤くなる。しかし、葉須香は 意を決して声を出した。 「今から..スカートを脱いで、そのままの姿でずっと居ますー!」  先週まで全裸起立で、教室から出る際も全裸(手隠しあり)でならなけ ればいけない葉須香にとってはスカートだけ無しの罰はそれほど恥ずかし くないと思うが、本人にとっては裸と同じぐらい恥ずかしかったのだ。 (だって、1年のとこに行く時はちゃんとした制服だったのに..それが スカート無しだなんて..裸と同じぐらい恥ずかしいよ)  スカート無しだけの宣言で顔を真っ赤にする葉須香の初々しさに生徒た ちは興奮し、質問を続けた。 「「それって、学校中どこでもスカート無しってことー?」」 「その通りですー!」 「「そうなんだー」」  もちろん、葉須香の全裸を多く見ている3年生にとっては、少し期待外 れの内容だが、ここはしばらく様子を見ることにした。  そんな生徒たちに向けて、葉須香は深く息を吸い込んで次の言葉を振り 絞った。 「なので!もう、これ以上、忘れ物は絶対にしません!も、もし、それで も忘れ物を続けたら…」 「「続けたらどうなるのー?」」 「またここで主張の罰をして、新たに1枚脱ぎます!」 「「何を脱ぐのー?」」 「う、上着を脱ぎます..忘れ物が無くなるまで続きます」 「「おおおっー!」」 「あと、罰として、今からスカートを脱いで屋上から投げます!」  皆の前でスカートを脱ぐ様にざわめきが広がる。  そして、葉須香の手にはしっかりと今脱いだスカートがあった。それを 高々と掲げる葉須香に、生徒たちは一斉に歓声を上げる。 「「いいぞー!」」  葉須香は屋上の端に立ち、風を感じるように目を閉じた。そして、思い 切りスカートを投げて叫ぶ。 「私のスカートに、さようならーーー!」  葉須香の手を離れたスカートが朝の風に乗って落ちていく。  もちろん、その様子を見た生徒たちが、それをいち早く拾うと競うよう に走り出した。 「やった!葉須香ちゃんのスカート、ゲットだぜー!」  拾い上げた生徒が高々と掲げると、他の生徒たちの悔し声が広がった。  屋上では葉須香が再び声を張り上げる。 「明日も忘れ物をしたら、またここで主張します!そして、また投げます!」  その宣言に、生徒たちは口々に歓喜の声を送る。 「明日は忘れんなよ!」 「さすがに、おっぱい丸出しで主張するのは恥ずかしいぞ!」 「いやいや、そこまで忘れ物をしないだろ!」 (ぅぅ、裸にならなくていいから、この罰を受け入れたけど、もう本当に! 忘れ物をしたら絶対ダメなんだから!)  葉須香は恥ずかしさに耐えながら、忘れ物をしないことを心に誓った。  この罰なら、自分にプレッシャーをかけられる。次こそは絶対に、絶対に!  そう誓いながら、葉須香は青空を見上げた。  だが、世の中そんな甘いはずはなく、スカート無しは校内のみで、4組 の教室では全裸直立不動の罰が続くことになった。  しかも、廊下の方へ横向きで立つことになり、視線の先には廊下が見え た。  そう、忘れんぼの主張罰とは別に、教室ドア全開の罰が始まり、誰でも 3年4組の前を通れば、葉須香の全裸姿を拝めるようになってしまう。  今までも休み時間になると教室のドアは普通に開け閉めOKだったので、 葉須香の裸を見ようと思えば簡単に出来た。  ただ、それは正面での姿ではないので、今回の罰は多くの男子たちが待 ち望んだものであろう。 「…もうすぐ休み時間..きっと、みんな、集まってきちゃう..」  時計をチラチラ見る葉須香の耳にチャイムの音が聞こえる。  4組以外の男子にとっては待ちに待った至極の音であろう。チャイムと 同時に各教室のドアがガラガラッと開かれ、4組の前に男子たちが殺到し た。 「すげー!マジで葉須香ちゃんがこっち向いてる!」 「しかも教室だと全裸なんだな!」 「おいおい、この開いた扉に張ってある張り紙、真に受けていいのか?」  張り紙には何と「撮影自由です」と堂々と書かれていた。  もちろん、3年の男子たちは多くの葉須香の全裸写真は手に入れてはい るが、まさか堂々と撮影できる日がくるとは。 「えっと、葉須香ちゃん..写真撮っていいのか?」 「嫌なら、俺たちも我慢するけど..」  意外にも葉須香に承諾を求めた男子たちに、少し首を傾けて笑顔で応え た。 「…こ、こ、これも罰なので、どうぞ撮ってください」 「おおっ!マジか!」「やったぁぁ〜」  早速、男子たちはスマホやデジカメを手にして、葉須香の恥部を狙い撃 ちする!全身、おっぱい、おま●こだ!!しばらくシャッター音が鳴り止 まなかった。 「ちくしょぉ〜!やっぱ葉須香ちゃんのヌード、最強だな!」 「このヌード見ると、アイドルの水着姿なんて興味わかなくなるぜ!って 言うか水着のリクエストって駄目なのか?」 「いやお前っ!裸の罰を水着にするのかよ..いや、それ大賛成かも!」 「そうだな!水着の膨らみも必要だ!この水着の下には、このおっぱいが あると思ったら..」  何故か、男子たちの熱い要望で、休み時間の半分は水着着用が認められ た。もちろん葉須香自身もずっと裸にならなくて済むので快諾した。 (正確には葉須香のトイレタイムとなった。今までは全裸でトイレに駆け 込んでいたらしい)  さすがの葉須香も今回の罰には危機感を覚えた。この罰を続けたら、ほ とんどの男子に生の裸を公開することになるからだ。 「あ〜ん、このままじゃ男子全員に裸を見られちゃう!絶対に!絶対に! 明日は忘れ物しないんだからぁぁぁ〜!」  いつものように強く決意する葉須香であったが、翌日の朝、また校庭で は異様な活気が満ちている。始業の30分前、生徒たちは再び屋上を見上げ、 ざわついていた。 「もしかして、また例の主張が見えるのか?」 「聞いたか?葉須香ちゃん、懲りずに忘れ物をしたらしい」 「マジかぁぁ!あんな恥ずかしい主張をしたのにか?」 「じゃあ、今度は上着を投げるのかっ!」  昨日の忘れんぼの主張罰は学校内で瞬く間に広まり、葉須香がどこまで 脱いでしまうのか、色々予想していた、  スカート無しの葉須香が屋上に姿を現せば、また続きが見れる――そん な期待感が広がっていた。 「うぉぉ〜、葉須香ちゃんが来たぞ!」 「やったぁぁ」  誰かが指さす声に、全員の視線が屋上へと向けられた。葉須香が、また してもフェンス越しに姿を現したのだ。今回は前回よりも顔が引き締まっ ているが、どこかぎこちない様子が見え隠れする。  風になびく髪を押さえながら、葉須香は深く息を吸い、両手でメガホン の形を作った。 「みんなー!また伝えたいことがありますー!」 「「なーにー?」」  生徒たちが耳を傾ける中、葉須香は覚悟を決めて続けた。 「私!須和葉須香は!地学で使う地図帳を忘れましたーー!」  校庭中に大きく歓声が広がった。その声にはどこか興奮も混じっている。 「「忘れ物をしたら、どうなるのー?」」 「またここで新たに1枚脱ぎます!」 「「何を脱ぐのー?」」 「今日は上着を脱ぎますー!」 「「上着って、ブラ以外全部ってことー?」」 「はい!ぜ、全部ですっ!」  皆の前で三角スカーフを外し、上着を脱いでいく展開に生徒たちの歓喜 はさらに大きくなった。  完全な下着姿になった葉須香が、上着を握りしめて、次の宣言を叫ぶ。 「でも!私、明日こそは忘れ物をしません!この罰は今日で終わりにする ことをみんなに誓います!明日は絶対ブラを投げませんから!」  昨日と同じように上着を高々と掲げると、思い切り上着を投げて叫ぶ。 「私の上着、さようならーーー!」  今回はスカーフの方が風に乗って舞い降りる。上着の方はとっくに拾わ れたので、スカーフ狙いの生徒たちはその行方を目で追い、誰が最初に拾 うかを競うように走り出した。 「やった!スカーフは俺がゲットしたぞー!」  拾い上げた生徒が高らかに掲げると、またしても逃した生徒たちの悔し 声が響いてくる。  そして、屋上では、葉須香が顔を真っ赤にしながらも声を張り上げた。 「絶対に今日でこの罰は最後にします!もし、それでも忘れ物をしたら、 ブラを投げることを約束します!」 「明日忘れたら、パンイチかよ!」 「いや、さすがにおっぱい丸出しはしないだろ!」 (ぅぅ..私だって、そんな恥ずかしい主張したくないから!明日は絶対 に忘れないんだから!)  そう心に誓いながら、葉須香は風に流れる雲を見つめた。  言うまでもないが、下着姿は校内だけであり、4組の教室では全裸直立 不動の罰が続いていた。もちろん、今日も廊下の方へ横向きで立つことに なった。  この罰は次第に他の学年の男子の耳にすることになり、下級生も勇気を もって3年生の廊下へ向かうようになる。 「おおっ!あれが4組じゃないか?もうすぐで葉須香先輩の..」ごくり。 「ん?1年生か?せっかくだから特等席にこいよ!」ドアの前に誘導する 3年生たち。 「すげぇぇぇ!葉須香先輩がマジですっぽんぽんで立ってるぞぉぉぉ!」 「先輩のおっぱい鬼ヤバいっす!あんな美乳、見たことないっすよぉぉ〜」 「けっこうデカいけど何カップっすか?」「Dカップらしいぜ」 「おおおおおおおおっ!」「そろそろ、下も見てみろよ」 「うおっ!マン毛少なっ!恥丘に生えてないんっすね」 「しかも先輩のおま●こツルツルで綺麗だなぁ」 「あれなっ、開いても中見えねーんだぜ」「マジっすか!!」  葉須香の生全裸に圧倒される1年生男子。女性の恥丘がネットで簡単に 見れる時代の彼らでも、葉須香のおま●こには釘付けになってしまう。  割れ目がくっきりと出てて、肝心の部分が見えずとも、軟らかそうなプ ルプルとしたおま●こは魅力的だ。  しかも、Dカップのおっぱいも美乳で乳首も透き通ったピンク色ときて るのだ。 「先輩たちが水着姿も見たい気持ち分かるぜ!絶対ぶるんぶるんするやつ だぁぁぁ〜」  そう、水着姿で慌ててトイレに向かう葉須香のおっぱいの揺れは見事な ものだった。いつポロリしてもおかしくないぐらいのぶるんぶるんだった。 「こんな恥ずかしい目までして、忘れ物なんてしたくない!明日の朝はも う絶対に屋上で主張なんてするもんですかぁぁ〜!」  今度の今度こそ、忘れ物回避を決意した葉須香であった。  翌日の朝、校庭は活気が満ちていた。始業の30分前になると、生徒たち は再び屋上を見上げ、ざわついていた。 「さすがに今日は忘れ物しないだろ!おっぱい出すんだぞ」 「本人もかなり嫌がってたから、回避できたんじゃないか」 「って言うか、今日でブラなら明日はどうなるんだ!」  集まった生徒たちの話題は来るか来ないかであり、もし忘れ物をしたら パンイチ姿でおっぱい丸出しとなるのだ。  そして、男子たちの期待に応えるかのように、屋上に下着姿の葉須香が 現れた。 「嘘だろ!今日も罰をするのかよ!」 「これはエロくなりそうだ!」  葉須香はフェンス越しに校庭を見下ろし、深く息を吸い込んだ。集まる 視線に一瞬たじろぐものの、すぐに自分を奮い立たせるように頬を叩く。 そして、大きな声を張り上げた。 「みんなー!また聞いてほしいことがありまーす!」 「「なーにー?」」  生徒たちが耳を傾ける中、葉須香は一瞬だけ視線をそらし、顔を真っ赤 にした。だが、忘れた以上は罰をするしかないと、握りしめた拳に力を込 める。 「私、須和葉須香は――」  ひと呼吸おいてから、葉須香は声を張り上げた。 「今日の古典の授業で使う古語辞典を忘れましたーーー!」 「「忘れ物をしたら、どうなるのー?」」 「またここで新たに1枚脱ぎます!」 「「何を脱ぐのー?」」 「今日はブラを脱ぎますー!」 「「ブラってことは、おっぱい丸出しってことー?」」 「はい!おっぱい丸出しですっ!」  皆の前でブラを外していく葉須香の姿に男子たちの興奮は止まらない。 「うひょっ!おっぱい出たぁぁ〜」 「これ、明日はどうなるんだ?」 「当然、ショーツを脱ぐんだろ!」  葉須香は顔を真っ赤にしながらも、決意を込めて次の宣言をした。 「今日でこの罰は終わりにします!もう絶対に忘れ物をしないために!こ のブラを投げて誓います!」  おっぱいを揺らしながらブラを高々と掲げ、投げる前に一言付け加えた。 「ほ、本当に明日は忘れないんだからっ!だから、明日は校庭に来なくて 大丈夫です!」 「いやいや、来ない奴はいないだろ!」 「俺は何があっても、明日もここに来るぞ!」  生徒たちの歓声に包まれながら、葉須香は力強くブラを放った。ブラは 強い風に乗ってくるくると舞いながら、校庭へと落ちていく。  もちろん、ブラの行方を追いかけて、生徒たちは猛ダッシュだ! 「うおおおっ!ブラをゲットしたぞぉぉ」 「ちくしょぉぉ〜、あと一歩だったのに」  拾い上げた男子がブラを掲げて大喜びし、屋上でその様子を見守る葉須 香は心の中で決意し、ゆっくりと青空を見上げた。 (明日は!絶対に忘れないんだから!」絶対なんだから!)  この後はいつもの全裸直立不動の罰だが、それよりも午後に行われるも のに不安がいっぱいだった葉須香。 「そういえば..午後って..歯科検診って..そんな..」  午後の歯科検診をするため、葉須香は教室を出て、体育館に向かう。  廊下はいつもよりも長く感じられた。検診を終えた1年生や2年生が居 る場所へパンイチ姿で行かなければいけない。 (あ〜ん、歯科検診なのに..おっぱい丸出しで行くなんて..)  体育館に入ると、独特の冷たい空気と消毒液の香りが鼻をついた。長机 と椅子が整然と並び、白衣を着た歯科医師たちが待機している。  葉須香1人だけがおっぱい丸出しで列に並ぶと、検診を終えた生徒たち が興奮しながら話しているのが聞こえる。 「おいおい、葉須香ちゃんだけがパンイチ姿で並んでるぞ!」 「まだまだ時間掛かりそうだし、ずっとおっぱい丸出しかよ」 「これはかなり興奮するぜ!真っ赤な顔の葉須香ちゃんも最高だ!」  そんな会話が耳に入るたび、葉須香の葉須香しさが増す一方だった。  列が進むにつれて、ついに自分の番が近づいてきた。  体育館には検診が終わっても、その場から離れない生徒が多く居て、葉 須香のおっぱいを見て歓喜していた。 「はい、次の方どうぞ」 「は、はい..あ、あの、こんな姿ですいません」 「おっぱいは関係ないので問題ないですよ」  白衣を着た先生が、罰のことを知りながらも、やわらかくも鋭い声で呼 びかけた。  葉須香は椅子に座ると、心臓が耳の奥で鼓動しているような気がした。  先生は手袋をつけ、ライトを調整してから、口を開けるように促した。 「はい、口を大きく開けてくださいね〜」  ゆっくりと口を開けると、ライトがまぶしくて目を閉じた。その間、先 生が細い金属の器具で歯をチェックしていく。 「うーん、どれも綺麗な歯で良いですね。虫歯もゼロですよ。ただ..」 「ただ?」 「こっちは固く勃ちすぎてますよ。両方ともビンビンですよ」  何と細い金属の器具で葉須香の反り立った乳首を突いて言ってきた。 (こ、この先生、すごくスケベだよぉぉ〜。しかも、変に上手ってぇぇ)  どうやら、許奇が手配した先生であり、器具を乳頭の上で回転させるよ うにして動かしてきた。 「ぁぁ..」  グリグリと押し込むような感触と快感が伝わる葉須香。 「ここ、まだ乳首が立派に大きくなりそうですね」  柔らかな声で言うものの、その動きはなかなか手加減してくれない。  葉須香は、先生が乳首を刺激するたびに、微妙にショーツが湿ってくる のを感じた。 「はぅっ」 「うん、ちょっとこの乳首の根本も刺激すれば、まだ大きく固くなるね」  さらに先生は慣れた手つきで器具を乳首の根本に差し込み、やや力を込 めてグリグリと動かした。少し色っぽい声が漏れてしまい、周囲に聞こえ たのではないかと、葉須香の羞恥心が最高潮に達した。 「せ、先生、これ以上は..」ビクッビクンッ。 「はい。今日はここまでにしましょう。歯はすごく健康でしたよ」  エロいことをやったのに、明るく締めくくった先生の声を聞きながら、 葉須香は椅子から降りた。しかし、乳首はいつもより固くビンビンになっ ており、ショーツにも恥ずかしいシミが出来ていた。  体育館を出るとき、股間を必死に手で押さえてる生徒たちの視線を感じ たが、目を合わせるのが怖く、足早にその場を去った葉須香。  心の中では忘れ物を絶対にしないという決意をしていた。 (もう、こんな目に遭うもんですか〜。明日はもう忘れない!)  決意が揺るがない葉須香は帰宅すると、しっかりと忘れ物チェックをし て静かに眠りについた。果たして、明日はどうなることやら。